樹海
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《記者コラム》移民150周年を盛り上げる新聞に=日系社会史に新しい章が始まる
ブラジル独立200周年に「ブラジル日報」開始 こんな日が来るとは思ってもみなかった。「邦字紙は一世の減少と共に役割を終える」――それが運命的なモノだと漠然と考えていた。 だが、「日本移民開始から1
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カエターノの健在はうれしいものの
ブラジル音楽界の大御所カエターノ・ヴェローゾが、21日に最新アルバム「メウ・ココ」を発表し話題となっている。 カエターノといえば、1960年代後半にかのビートルズの影響を強く受けた反体制文化運動「
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ゴミの山から食べ物を探す人が増えた悲しい現実
新型コロナの世界的な流行は人々の生活のあり方を大きく変えた。ブラジルでも、60万を超える犠牲者が出て、数え切れないほどの人々が後遺症に苦しんでいる。最近では失業したり、家計を支える人を失った上、高イ
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《記者コラム》CPIへの逆襲がアウシリオ?=貧者救済のためにインフレ高める矛盾
「アウシリオ・ブラジルが突然発表されたのは、コロナ禍CPIへの逆襲だ」――ミリアン・レイトンら複数の有名ジャーナリストは、そう見ている。 コロナ禍議員調査委員会(CPI)の報告書が先週最終調整され
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更なる極右化が世論の共感を呼ぶか?
「極右勢力はすでにボルソナロを必要としていない」。17日、エスタード紙の電子版でこのような記事を見つけた。 印象的な見出しに興味をもって読み始めたが、同コラムは「極右勢力はボルソナロ氏以上に過激化
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コロナ禍でも生きる「ピンチはチャンス」
昨年来のコロナ禍により、失業や雇用形態の変化、所得減少、近しい人の死、コロナ感染症その他の疾患を含む肉体的・精神的なストレス増加などを経験している人は多い。 今年はこれに少雨、降霜などの自然災害や
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《記者コラム》〝魂〟が込められたキリスト像=なぜ人々はリオに心惹かれるのか
20世紀のブラジル音楽を代表する作曲家の一人、トム・ジョビンの代表作、ボサノバ「Samba do Avião(飛行機のサンバ)」(https://www.youtube.com/watch?v=0x
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スポーツ界はボルソナロ支持か
来年の大統領選の世論調査での支持率下降が続いているボルソナロ大統領だが11日、思わぬ援軍が現れた。それは、元ブラジルサッカー界の大スター、ロマーリオ上議だ。同上議は「コロナ対策でこそ問題はあったが、
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大司教らが武装化や虚報、汚職を批判
ブラジルの守護者ノッサ・セニョーラ・アパレシーダの日の12日、サンパウロ州アパレシーダの聖堂やブラジリアの聖堂で行われたミサで、大司教などから武装化や虚報、汚職を批判するメッセージが語られた。 ア
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《記者コラム》目を覚ましたブラジルの病魔=インフレ経済の天国と地獄
ブラジル経済の天国と地獄 先週「ブラジル経済の天国と地獄」を象徴する報道が立て続けに行われ、めまいを感じた。 まず一つ目は3日、世界の大物政治家や企業家、有名人が租税回避地にあるオフショア企業を介