1日に開催された、ブラジル日本アマチュア歌謡連盟(INB)と藤瀬圭子プロダクション共催の紅白歌合戦の様子が4日付弊紙で報じられた。同日は別のところでも紅白が行われ、赤組勝利の情報が流れており、日系コロニアでは紅白歌合戦は師走を中心とする年中行事の一つなんだと改めて感じた▼日系コロニアでは年末以外でも紅白歌合戦やそれに似た行事は ...
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火は小さいうちに消し、屋根は晴天の間に直せ!
アジア系が手を組んだ東洋街のブラックフライデー 「火は小さいうちに消せ!」「天気が良いうちに屋根を直せ」――これは人生においても、外交においても常に頭に置いておくべき金言ではないだろうか。 サンパウロ市のパウリスタ大通りに今年できたばかりの韓国文化院で、最近「竹島は韓国の領土である」展示が始まった問題に関して、在サンパウロ総 ...
続きを読む »2010年代最高のブラジルのサッカーの試合
23日に行なわれたサッカーのリベルタドーレス杯決勝、フラメンゴ対リーヴェル・プレイト戦にはブラジル中が熱狂した。あの試合からまだ1週間も経っていないが「2010年代のブラジルで最高の試合」。そう呼んでも過言ではない気がする▼少なくとも、コラム子の経験に照らし合わせてみれば、間違いなく2010年代最高だ。コラム子がサンパウロ市に ...
続きを読む »平和の巡礼者フランシスコ法王の日本訪問に思う
フランシスコ法王が23日から日本を訪れ、被爆地の長崎と広島などを訪れた。ローマ教皇の日本訪問は38年ぶりで、カトリック信者か否かに関わらず、大勢の人が法王の言葉に耳を傾けた▼法王が訴えた事の一つは核兵器廃絶だ。平和と安定への望みは人の心にある最も深い望みの一つである事や、核兵器は安全保障への脅威から私達を守ってくれるものではな ...
続きを読む »《ブラジル》財政支出と政治家数を大胆に減らす名案
「政府支出削減のために政治家を減らす」――11月5日に連邦政府から上院に送られた連邦政府関連の憲法補足法案集(PEC)には、そんな素晴らしい名案が含まれている。 なにかと暴言、名言の多いボルソナロ政権だが、ゲデス経済相が出す法案には、やはりみるべきものがある。
続きを読む »知られてしまった、ふたつの「からくり」
「勢いがなくなってきているな」。ボルソナロ大統領、ならびにセルジオ・モロ法相に関してそう感じさせる事態が、ここ2週続けて起こっている。それは、11月9日と17日に行なわれた、最高裁に対しての抗議デモ。ルーラ元大統領の釈放につながった、最高裁での「2審有罪後に刑執行か否か」の審理結果に対してのものだ▼審理前は、ヴィラス・ロボス元 ...
続きを読む »憲法改正したら「人権は守られなくなる」のか?
ブラジル共和制宣言130周年 この11月15日はブラジル共和制宣言130周年だった。「共和制」とは、君主を持たない政体のことだ。1889年、軍がクーデターを起こして皇帝ペドロ2世を廃位して追い出し、首都リオの議会において共和制が承認・宣言された日だ。 ブラジルの共和制は、一般国民が起こしたと言うより、コーヒー産業の勃興で生ま ...
続きを読む »ボリビアで「眠っていた怪物」が目覚めてしまったか
10日に起こったエヴォ・モラレス氏を大統領辞任に追い込んだ、ボリビアのただならぬ異様な雰囲気に包まれたプロテストに、コラム子は戦慄を覚えた。ものすごく怖い思いをした▼今回のプロテストは、当初はエヴォ氏に不利なように思えた。それは同氏が、同国の定める憲法の改憲に失敗したまま、強引に4選目を狙い、そこで選挙違反の疑惑があがってしま ...
続きを読む »良い知らせを伝える者の足は
4日付の伯字サイトで「良い知らせだけ」というサイト(http://www.sonoticiaboa.com.br/)に関する記事を読んだ。ジャーナリスト歴30年で、殺人や汚職などの悪い知らせばかり報じる内に胃を患い、良い知らせだけ流そうと決めた男性の話だ▼「肉体的な問題ではない」と医師に言われた男性は、悪い知らせばかり扱ってい ...
続きを読む »ルーラ釈放は最高裁が悪いのか?
ブラジル最高裁が7日、「2審有罪で刑執行」派が5対6で「刑執行反対」派に負けた。これを受けてルーラ元大統領が釈放され、世間がざわついている。ムリもない。ところが、グローボTV局はあえて大騒ぎせず、「なにか裏にあるのでは?」とかえって不気味な雰囲気を醸し出している。 ルーラ釈放を受け、来年の地方統一選挙、3年後の大統領選挙に向 ...
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