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樹海

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2007年3月1日付け  百周年記念誌がようやく動き出した。九十周年では編纂されなかったので、実に二十年ぶり。その間にデカセギブームも始まり、六世の誕生と最後の笠戸丸移民・中川トミさんの死、各地方の動き、それに百周年自体など記録すべきことは多い▼これは全伯団体が手を組んで取り組むべき事業であり、立案者の森幸一USP教授が言うよう ...

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2007年2月28日付け  リオ・グランデ・ド・スル州カトリック大学の森口幸雄医学博士は老年医学が専門で、つねずね高齢者たちにこう言っている。「(援協の)巡回診療は、異常がないからといって、受けないのはいけない。健康だと過信してはダメです」▼博士は、ポルトアレグレの援協が実施している巡回診療の医師を無償で三十六年間つとめてきて、 ...

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2007年2月27日付け  中国は有人衛星「神舟」の発射やミサイルで宇宙衛星を破壊するなど注目度が高い。経済成長率も10%近いし日本からの輸出国としても米国に次ぎ二位。輸入先国では第一位と大国であるのは否定できない。何しろ13億という膨大な人口が物を言う。財界がこの巨大な市場に目を向けない筈はなく、世界の先進国は中国に向けて突っ ...

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2007年2月24日付け  落語に「目黒のさんま」がある。鷹狩に出かけた殿様が、お腹が空き目黒でご飯を馳走になる。そのときのおかずが焼きたての熱い秋刀魚である。これが旨い。殿が城で食べるのは、骨を抜き内臓も捨てた冷たいものばかりである。そんなある日、城中で秋刀魚を食べたくなった殿様が「サンマを食べたい」と申し付けると例によって冷 ...

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2007年2月23日付け  近着の俳誌『蜂鳥』を開いたら、「千の風になって」の歌詞付き楽譜がはさまれていた。同誌代表の富重久子さんの厚意の付録であった。もうコロニアでも多くの人たちに口ずさまれているに違いない歌である▼日本では〇四年あたりから、一部の歌手によって歌われたが、爆発的にヒットし知名度を上げたのは昨年暮れ、テノール歌手 ...

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2007年2月22日付け  クリント・イーストウッド監督によるアメリカ映画『硫黄島からの手紙』(ポ語名Cartas de Iwo Jima)を見た。セリフの大半が日本語で、まるで日本映画のようで驚いた。姉妹作『父親たちの星条旗』(A Conquista da Honra)が米軍の視点から描いた作品で、『硫黄島』は日本軍からのそれ ...

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2007年2月20日付け  先の2月7日は「北方領土の日」で阿倍晋三首相も集会に出席し早期返還を求める決意を表明した。これは日本の首相としては当然のことであり、旧ソ連によって強奪された歯舞・色丹・国後・択捉は日本固有の領土なのである。安政元年12月21日(新暦に直すと1852年2月7日)に結ばれた日露和親条約によって、北方領土は ...

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2007年2月17日付け  今年もまたカルナバルがやってきた。リオやサルバド―ルにはサンバとアシェが流れ狂熱の踊りが溢れる。今や「祭り」となったカルナバルも、30年ほど前にサンボドルモが出来てから観光色が強くなり、従来型から大きく変ってしまった。80年代の初めリオのサンボドロモを見物に出かけたが、席を占めているのは米の勇退した老 ...

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2007年2月16日付け  沖縄県人会には移民百周年事業実行委員会がある。笠戸丸移民が多かった。日本移民百周年は、即県人百周年である。委員会が組織されたのは、二つの百周年を記念するため。底流に「沖縄県人および子孫」と「母県」による、アイデンティティの強い意識がある▼委員会のリーダーたちは、すでに世代交代している。一世移民から二世 ...

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2007年2月15日付け  昨日、二月十四日は最期の移民船「にっぽん丸」が横浜港を出航した日──ブラジルでも同船者以外に振り返ることのない日だが、同日の日本テレビの人気番組、みのもんたが司会する「午後は○○おもいっきりテレビ」の「きょうはなんの日」コーナーでは、同船の話題が十分間ほど扱われたという▼にっぽん丸のサントス着港は一九 ...

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