ホーム | コラム | 樹海 (ページ 304)

樹海

➡【無料朝刊サービス登録】緊急対応の無料PDF版へのリンクに加え、毎日の新しい記事の見出しだけを、本文ページへのリンクをつけてメールで無料配信しています。メールアドレスを書き込み、「申し込み」ボタンを押すだけです。メールチェックのついでに気になる記事をクリック!

コラム 樹海

2007年1月13日付け  サンパウロのTVでも放映されたが、防衛庁が晴れて防衛省に昇格し、初代防衛大臣の久間章生氏が揮毫した大きな看板を掛ける映像を報じたのが何とも印象深い。記念式典には、安倍首相を始め中曽根康弘元首相と歴代の防衛長官も列席し省への昇格を心から祝った。それにしても、自衛隊にとっては長い茨の道であった▼戦後の日本 ...

続きを読む »

コラム 樹海

2007年1月12日付け  中国が唐の時代、楊貴妃が華南から遠路、都長安に運ばせたという言い伝えがある果物レイシ(茘枝と漢字をあて、ライチーともいう)。今季は豊作だったようだ▼初夏の果物で、ブラジルではナタール前に、市場にどっと出回る。どっと出回ったところで、産地を注目した。ブラジルでの最初の多産地はバストスだったと記憶がある。 ...

続きを読む »

コラム 樹海

2007年1月11日付け  ガルボン・ブエノ街にある遠藤ビル地階の、日系食品店などが集まったガレリアが四月いっぱいで立ち退きになる。八〇年代初頭から九〇年代半ばまで、ウニベルツールで知られたあの場所だ。その後、ガレリアになったが当初は人だかりのする雰囲気ではなかった▼六年前に開店した日系食材店「海鮮」から盛り返したといっても過言 ...

続きを読む »

コラム 樹海

2007年1月10日付け  歴史に学ばない為政者は国を誤る、とよくいわれる。「為政者は」と「国を」のところをほかに置き換えると、それぞれに対しての教えなり警告になる。たとえば、移民百周年祭典協会の役員が学ぶべきは、過去の、一世のコロニア主要団体の役員たちの残した仕事、ということになるのだろうか▼『美しい国へ』という本を書いた安倍 ...

続きを読む »

コラム 樹海

2007年1月9日付け  「フセイン処刑」のテレビ放映は衝撃的だった。黒い洋服を着た元大統領は、覚悟はしていたものと見え淡々とした表情だったけれども、絞首刑の画像はやはり目を蔽いたくなるような酷さがある。父親もよくわからない貧農に生まれ教育も受けていないが、バース党の権力闘争に勝ち抜き独裁者になった立身出世の見本といっていい人物 ...

続きを読む »

コラム 樹海

2007年1月6日付け  虚子は「去年今年貫く棒の如きもの」の句を残したが、新年はやはり朗らかに明るくである。屠蘇もながら2日の初夢や初荷に始まり歳時記には「初髪の縮れ豊かに若々し 新開菊江」という粋でほほえましい季語もある。なかでも楽しいのは年賀状の往来であろう。もう30数年も会っていない日本から旧友が年賀の言葉を連ね「孫が3 ...

続きを読む »

コラム 樹海

2007年1月5日付け  新しい年が明けた。めでたいと思っている人も、そう思わない人もいるだろう。ところで、あなたは、今、何か満たされないものをかかえ、それについて文句を言いたいと思っていないだろうか。つまり、安心していない▼軍国少女世代の曽野綾子という作家は「(多くの人々が)安心して暮らせることを本気で期待するのをみると、変な ...

続きを読む »

コラム 樹海

2006年12月29日付け  今年の本紙発行はきょうがお仕舞いである。二百五十部ほどお届けした▼新聞づくりをしていて、いつも気にかかるのは、「読者はどのくらい、新聞の報道、記述を信じているだろうか」である。あなたたちが書いているのに、いい加減なことを言うな、とお叱りを受けるのは覚悟の上である。察してみて、一〇〇%信じてもらってい ...

続きを読む »

コラム 樹海

2006年12月28日付け  また悲しい事件が起きてしまった。静岡県焼津市で日系親子三人を殺した白人系ブラジル人の容疑者は、あらかじめ買ってあった航空チケットでサンパウロ市へ高飛びした。もしかして、ネーヴェス容疑者は今もサンパウロ市周辺におり、ぬくぬくとナタールと新年を迎えているのかと思うと、さらに胸が痛む▼海外逃亡というのは古 ...

続きを読む »

コラム 樹海

2006年12月27日付け  フッチボールの国際試合でブラジル代表が戦えば、ブラジル人は、よほどのヘソ曲がりでない限り、我を忘れて熱狂的に応援する。個人競技で国際大会に勝てば、ブラジル人選手は、国旗を自身の体に巻き付ける。「ブラジルをもっとアピールしたい(世論や大衆に訴えたい)から」の意思表示と思われる▼ほかの事例はたくさんあろ ...

続きを読む »