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樹海

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2006年12月9日付け  12月8日は「 八会」であり、禅宗では12月1日から 八接心と称しほとんど不眠不休で坐禅に打ち込む。この厳しい修行は8日朝まで続き、この日になってやっと昆布や串柿などを混ぜた五味粥にありつけるのだそうな。釈迦が8日早朝に悟りに達したという伝えを尊ぶ法会だが、禅寺の僧堂も接心に懸命な僧らの只管打坐に―静 ...

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2006年12月8日付け  ブラジルで普通に和牛が食べられる「市場」をつくろう、と十四年もこだわってきた人たちがいる。ブラガンサ・パウリスタに本部があるブラジル和牛生産者協会の会員たちだ。現在、会員は三十人(社)。会長の飯崎貞雄さんは、十四年間、友人、知人たちから「どうして、ブラジルでそこまでやるの?」と言われ続けてきた。ブラジ ...

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2006年12月7日付け  文協貴賓室にある『皇太子・同妃両殿下御肖像画』の来歴を調べて驚いた。現役員からその話を聞いたことがない。かつて安立仙一事務局長から「貴重なものなんですよ」とだけは聞いたことがあったが…▼実は、光と影の華麗なる〃宮永芸術〃で知られる宮永岳彦画伯の代表作だった。神奈川県秦野市には宮永岳彦記念美術館もある。 ...

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2006年12月6日付け  「日本語図書無料貸し出し所」――奇特なここは、岩手県人会館(トマース・ゴンザガ街95)である。来る者拒まず。日本語の本を読める人に悪い人はいない、と信じ切っているのか、名前と電話番号を貸し出し簿に自主的に記せば、とくに期限など設けずに、誰にでも、おおらかに貸してくれる。利用者の多くは、一回につき三~五 ...

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2006年12月5日付け  防衛庁を「省」にする法案が衆院を通過し、今国会で成立が確実となったのは喜ばしい。それにしても―長い長い道程であった。防衛庁の創設は昭和29年(1954年)であり、それから50数年も格落ちの「庁」だったのは、旧社会党が反対の立場をとったからだが、来る一月には「防衛省」になりやっと一人前の国になれる▼朝鮮 ...

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2006年12月2日付け  このところ地方自治体の腐敗と汚職が続く。福島県の佐藤前知事は、県の工事に際し業者に便宜を与え、和歌山県の木村知事も官製談合の疑いで逮捕されている。こうした不正に対し県民から不信の声が巻起こっているが、どうやらこの悪習は古いものらしく、根治は簡単ではないようだ。この2県に続き宮崎県出納長・江藤隆も「談合 ...

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2006年12月1日付け  サンパウロ大学の「都市建築」「芸術・報道」両学部は、街に落ちている廃品のリサイクルも研究分野の一つにしている。「デザイン」「意匠」への活用だ。その成果は、担当教授が国際建築フォーラムで発表するなど、日本でも知られているようだ▼廃品は、役割がなくなったとされ、捨てられた日用品、主として路上生活者が集めて ...

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2006年11月30日付け  石油公社ペトロブラスは〇八年からエタノールの対日輸出を開始すると発表。三井物産と共同で、より効率的に生産する方法についての調査を開始──などとエタノール原料としてサトウキビが大きな脚光を浴びている。しかし、サトウキビを語る時、二人の日系二世、松岡静男さんと有薗秀人さんの多大な貢献があったことを忘れて ...

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2006年11月29日付け  再来年(二〇〇八年)が日本移民ブラジル渡航百周年である。百年という歳月の長さを、最近、(わたしたちの)仕事を通じて、改めて実感させられている▼最古の初期移民としてシンボル的存在だった、笠戸丸に乗ってきた中川トミさん(享年百、熊本県人)が、さきごろ死去した。わたしたちは、トミさんの〃後継〃ともいうべき ...

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 イラクの混乱は凄まじい。23日に首都・バクダットで起きた連続車爆弾テロでは215人が死亡、257人超が負傷するという大惨事だった。宗教的な対立による抗争であり、被害を蒙ったのはシーア派で攻撃はスンニ派武装勢力とみられている。兎にも角にも「殺す」か「殺される」の激烈な紛争であり一般人の理解を越える▼国連イラク支援団は「10月には ...

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