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樹海

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◇コラム 樹海

 日本の私立大学も合併と再編・統合の時代を迎えた。慶応義塾と共立薬科大学が合併協議に入ることで合意したのは、そんな背景を物語るものであろう。今や「大学全入」となり私立大学は568校もある。だが、地方には経営不振に陥っている大学・短大も少なくはない。しかも、今春の入試では私大の4割が定員割れしたという衝撃的な調査報告もある▼慶応に ...

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◇コラム 樹海

 食べるものを減らしても、これだけは購入して服用し続けている、とよくいわれる薬。無い袖は振れないのだが、そうした状況下でも、これが最優先されて、生活費用が割かれているのは確かである。実際、食べ物は、我慢をすれば食べなくて済むものは多い▼薬品販売業の巨大化にはびっくりさせられる。チェーン化されたファルマシアは、まるでスーペル・メル ...

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◇コラム 樹海

 二〇〇八年に百周年を迎えるのは、ブラジル日本移民ばかりではない。北米ロサンゼルスの邦字紙、創刊百三年の羅府新報九日付けでは興味深い記事がでた。南加(南カリフォルニア)神奈川県人会が同年に百周年を迎えるに当たって、長老と三世の間に意識の溝ができているという▼一世の会長ら長老派は「知事を招待して節目としての記念式典を」と主張し、三 ...

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◇コラム 樹海

 口では言えないことも、書いてなら表現できる、ということがある。「恋文」(ラブレター)は、そうした人たちにとって、昔も今も自身の思慕を相手に告げ得る、役立つ手段だと思われる。現代の若者なら、男女互いに何でも言い合えると思うのは、誤りである。意外とそうでないのである▼現在、ネット上で、五百七十万人余りもの人たちの「交換日記群」を運 ...

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◇コラム 樹海

 日本の砕氷船「しらせ」が南極に向け東京・晴海ふ頭を出航した。今年は1956年1月に始まった南極観測隊から五十周年で意義も深い。当時の観測船「宗谷」は氷を壊す力が低く、旧ソ連から砕氷能力の高い船を借りた友情の一こまが話題になり、第1次隊は苦労が多かったけれども「昭和基地」をつくり観測の礎をしっかりと築いた▼南極観測では明治45年 ...

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◇コラム 樹海

 三船敏郎と高峰秀子が共演した、四十数年前の古い映画「無法松の一生」を観ていたら、忘れた状態になっていた日本語が出てきた。無法松の台詞(せりふ)の一つだ。「あっしは、無学でケチな野郎です」。このケチは吝嗇(りんしょく)でなく、価値がないという意味だ。ポ語では、価値観の絡みもあって、絶対といっていいほど聞かない言葉である▼コロニア ...

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◇コラム 樹海

 当たり前だが新聞は裁判官ではない。だが、いろいろな問題が持ち込まれる▼先月このコラムで、サンパウロ市郊外にある某日本企業関係者から届いた「地元日系団体の一部役員が不正行為を働いている」との投稿を紹介した。企業名、日系団体名を完全に匿名で扱ったが、当の日系団体代表らが「事実とは違う」と抗議に来社した▼その日本企業は十八年前に、社 ...

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◇コラム 樹海

 先週初めオホーツク沿岸にある佐呂間町で龍巻が発生し9人が死亡・26人が重軽傷という惨事が起きた。日本でも年間に20個近く発生するが、人的な被害がでるようなものは少ない。アメリカは龍巻が有名で年に800個もあり犠牲者も多い。それでも発生を予測するのは難しく、発生したら何処に向かうかを観測するのが中心になっているそうだ▼それにして ...

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◇コラム 樹海

 日本なら「民主圧勝」「共和惨敗」の見出しが躍るだろうが、米の中間選挙で民主党が勝利しペロシ院内総務は女性初の下院議長に就任する公算が大きい。次期大統領選への有力候補とされるヒラリ―・クリントン上議も堂々の再選なのだから、これはもう大躍進である。ブッシュ政権にとっては手痛い敗北だが、これからどう政治の舵取りをするか―である▼議会 ...

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◇コラム 樹海

 六世になったら純血日系人はいなくなる──との意見がある。人文研が十八年前に行った実態調査によれば、三世の四〇%以上、四世の六〇%以上が混血だった。そこから推測して、五世なら八〇%、六世なら一〇〇%という意見だ▼十二分に含蓄のある推論だが、実際にそうかは分からない。コラム子はむしろ、「ある一定の割合まで混血が増加した後は、世代を ...

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