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樹海

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 若い人が集まる場を作る――これ以上の日系団体としての役割があるだろうか。一世が減少するにつれ、コロニア滅亡論を叫ぶ声は多くなった。百周年を目前に、二世への待望論と失望論が錯綜している▼その中で、十八日の文協・文化祭りは出色の出来だった。中川郷子実行委員長という若手理事を中心に、若者たちが楽しそうに運営をしていた。若者参加という ...

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 岩手県人会ニュース(五月号)は、さきにウクライナから岩手県洋野町(旧大野村)に六十三年ぶりに里帰りした元日本兵・上野石之助さん(83)を紹介した。故郷を去る上野さんに対し「お元気で!」と呼びかけていた。どこに住んで居ても同朋だという気持の表れか、県人会員に勧誘せんばかりの扱いであった▼同県人会は、日本で賛助会員を増やし続けてお ...

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 日本の暴力団にはじまり中国の蛇頭やマフイアなど犯罪集団は多い。だが―PCCのように警察と真っ向から対決し銃撃戦を展開するような組織は少ない。武器は拳銃だけではなく、自動小銃もあれば機関銃もある。手榴弾と小型のバズーカー砲も持っているし、その攻撃精神はなまはんかのものではない。そのグル―プが数十組で警察署や銀行を襲撃し銃撃するの ...

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 南米の政治が「反米」を標榜する傾向を一段と強めている。チャベス大統領のアメリカ嫌いは有名だが、ボリビアのモラレス大統領も左翼系でありチリを始めメルコスール4か国も革新系である。近く、決戦投票が実施されるペル―でも左派のウマラ氏とガルシア氏の二人が戦うことになっており、ここでも左翼の政権が誕生する▼ペロン、アジェンデ、チェゲバラ ...

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 日本で日本語指導が必要な外国人児童・生徒が二万人を突破(〇五年九月時点)したという。文部科学省の基本方針は「受け入れ環境の充実に努めていきたい」だ▼デカセギが多いことで知名の群馬県太田市は、さきごろ日本の学校制度をポ語で解説する「就学ガイドブック」を作製した。ガイドブックづくりは、文科省の指定事業である。特筆されるのはブラジル ...

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 先週末からのPCCによる暴動を、筒井康隆の小説のようだと言ったら失礼だろうか▼麻薬密売組織側の要求として、ボスの入っている刑務所でサッカーW杯が見られるようにテレビを設置しろと要求している旨の記事が伯字紙にあった。暴動を起こす理由にW杯観戦を挙げる国がどれだけあるか。だいたい首謀者がすでにムショ暮しなのに。ボスは檻の中から携帯 ...

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 アマゾニア日伯援護協会(パラー州ベレン)の〇五年度事業・決算報告書、〇六年度事業計画・予算案を見た。感心させられ、驚いたことがあった▼一つは、〇五年のスタート時。役員選挙の年だったが、候補者が定員に満たず、急ぎ定款を改正して、理事会定員を十五人から九人に縮小して構成した。発足が五月にずれ込んだ。経営が楽でなく、苦労ばかり多いボ ...

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 沖縄の稲嶺恵一知事が、普手間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸への移設を容認した。額賀防衛長官との会談で事実上の合意に達したものだが、この稲嶺知事の現実的な対応で米軍再編は大きな壁を打ち破ったと見ていい。勿論、防衛長官と知事が取り交わした確認書もあり、問題がすべて解決したわけではない。だが、知事が語っているように「早期解決の一歩を ...

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 経済同友会が「小泉首相の靖国参拝に反対する」「靖国神社に代わる無宗教の追悼碑建設」を提言し話題になっている。同友会はかなり大胆な発言をすることで知られるが、日本を代表する経済団体が、このように思い切った意見を述べるのは異例と云っていい。提言を決める幹部会も議論が多く、異論もあったらしいが、多数決で決まったそうである▼小泉首相の ...

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 ロサンゼルスに旅行した日系三世の青年が、英語力を高めようと、街に出て英語を使おうとしたそうだ。ところが、相手はスペイン語で応じてきた。意思交換はできたが、複雑な気持だったという▼最近、ロサンゼルスで六十数万人の「不法移民」の示威行進があった。「自分たちがいなければ、労働力が不足し、町の機能がマヒしてしまうゾ。差別を廃して米国市 ...

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