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     昨年末、サンパウロ州政府内の日本移民百周年委員会は、ブラジル郵便公社とTVクルトゥーラ(州政府運営)が提携して、〇八年の年間を通して日本関連の番組をシリーズで放送することを決めた▼同公社は、〇七年に

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     昨年末の「ぷらっさ」欄に、星野瞳さんが交通事故死した上村よしえさんの追悼文を書いていた。故人を知る人たちによれば、よしえさんは人間が持ちたい美徳を日常的に具現してきた。美徳は「やさしさ」と置き換えて

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     近ごろは「ウーン」と唸ってしまうことが多い。サンパウロで開かれるゲイの大会には120万人もが何処からともなく集まってくる。夫々がかなり濃い化粧をするし衣装も派手だし、テレビ見学ながら唯々驚いている。

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     中国に華陀という医者がいた。今の麻酔薬を使う名医で庶民から親しまれたのだが、魏の武帝の頼みを断ったために処刑される。山椒や桔梗、肉桂などを調合してつくる屠蘇は、この華陀が処方したものであり、中国から

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     近ごろ、年少者を叱る年寄りがいなくなった、とよくいわれる。この場合、叱るというのは年寄りからみて、自分の孫はもちろん、他人の子供も、ということだ。自分の家の孫、曾孫は猫可愛がりで叱れない、他人の子は

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     明けましておめでとうございます▼昨年末、県連の忘年会会場に、移民、特に旧移民にとって懐かしくもホロ苦い歌が流れた。NHKドラマ「ハルとナツ」でも歌われた「渡伯同胞送別の歌」である。会場に旧移民は僅か

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     今年はサントス・ドゥモン(1873―1932)による世界初飛行から百周年だ。リオの裕福な家庭に生まれたドゥモンは、成人後にフランスへ移住。そこで一九〇六年十月二十三日、カンポ・バガテリの丘で、先尾翼

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     本紙は、きょう二十八日付が今年の最終号である。今年は読者のみなさんに二百四十八日(部)お届けした▼「(新聞の)購読者と愛読者は違うぞ」、もう四十年くらい前になるだろうか、先輩記者にそう教えられた。購

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     近ごろは余り使われないようだが「日替わり暦」がとても便利で貴重なものだった。毎日、朝早くに一枚また一枚と剥がしてゆく。葉書ほどの大きさで365枚を重ねると相当に厚い。元旦にはこんなにぶ厚いのがと思っ

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     若い姉妹をペテイナイフで刺し殺した22歳の男は「母親を殺したときの感覚が忘れられず、人の血が見たくなった」と自供したという。男は5年前の2000年に金属バットで実の母を撲殺している。その殴打して親を

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