樹海

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     昔から「薬九層倍」と云い、薬というものは儲かるものらしい。食あたりや腹下しには征露丸に決めている人もいれば、最新薬でなければ納得しない御仁もいる。と、人それぞれなのだが、命に拘る病気となると誰しもが

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     小紙9月29日付けにある「リヤカ―の新タイヤ」の記事は楽しくもあり懐かしい。皇居への清掃ツア―に参加したイツ―の熊野重子さんが、夫の新一さんへの土産にと宮内庁の職員の協力をえてタイヤを買ったの話であ

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     『文藝春秋』十月号に、ちょっと驚くような話が掲載された。残留日本兵だ。戦前に帰国した二世が徴兵され、日本兵としてビルマでインパール作戦に参加し生き残り、タイに渡って現地人と結婚して戦後六十年間を過ご

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     日本にも「一人一殺」というテロがあった。昭和7年の「血盟団事件」が有名であり、井上日召を盟主とし三井財閥の団琢磨と元蔵相である井上準之助が射殺されている。所謂―右翼の活動であったけれども、この蛮風に

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     日伯文化連盟の日本語国際シンポジウムを取材して、非日系人への普及が重要なことを今さらながらに感じた。というのも、今回発表したアメリカの日本語教師協会連合の事務局長スーザン・シュミットさんは非日系アメ

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     「料亭に早く行ってみたい」「国会議員の給料は2500万円」とか語ったのは自民党の新人衆議である杉村太蔵氏である。只今―26歳と若い。全国最年少の衆議員であり、あるいは将来の有望株なのかも知れないが、

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     寝業師の異名があった故川島正次郎氏には「政界一寸先は闇」の至言がある。政界と政治家の動きは何時どう変わるのかは誰にも解らないのを―さらりと党人政治家らしく語ったものだが、今の国会風景を揶揄しているか

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     アルゼンチン日系社会の社団法人「アルゼンチン日系センター」(CNA)は、今年創立二十周年。毎月二回、メールマガジン「CNAニュース」日本語版を発行している。発行の趣意は「ブエノスアイレス発のホットな

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     若者のパワーや歌の力のすごさを、宗教団体のイベントに行く度に痛感する。先日の、生長の家青年部五十周年はもちろん、PL五十九周年しかり。根が日本的思想にありながら、多くのブラジル人に普及することに成功

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     ブラジルに長く住んでいると、疑心暗鬼になるという話である。衆議院議員選挙の在外投票で、政党名記入は鉛筆使用を義務づけられた。これに関して、もし、日本の選挙管理委員会で開票の際、記入事項を改ざんされた

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