樹海
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コラム 樹海
汚職はギリシャやローマ時代にもあったし中国は古巣のようなもので共産国家の今も続く。日本も同じようなもので汚職の歴史を記した本までが出版されている。恐らく―国家があり人間が存在すれば必ずや発生するもの
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パラナ州カルロポリス在住の伊藤直さんがこのほど、厚い冊子二冊を発行した。『在伯六十六年、奥地開発を求めて、同志と共に辿った道』『吾が師吾が友の追想集』である▼伊藤さんは九十二歳。農業開発者、企業家、
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統計というのは何と無慈悲な数字だろう――。自分が住む国として、ブラジルに対し少しでもいいイメージを持ちたい、他人にも持って欲しいと日々思っている。でも、こんな記事が出てくると、そんなささやかな心がけ
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「安達先生、このブラジルに移住されては?、将来は先生の幸せにもつながり、人々のお役に立つことになると思いますが、如何ですか」―これは、JICAが老ク連に初めて派遣したシニアボランティア安達正子さんへ
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コラム 樹海
天皇、皇后両陛下がサイパン島へ慰霊の旅に向かわれた。北マリアナ諸島に浮かぶサイパン島は激戦の地であり日本兵や島民の多くが犠牲になっている。日本人の死亡は五万五千人とされ何の罪もない九千人を超える島の
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日露戦争の勝利から100年。大東亜戦争の敗戦から60年ーと今年の日本は勝ちと負けの両方で慌ただしい。100年前の元旦には旅順が陥落し3月10日に奉天会戦で勝つ。5月27日には「天気晴朗ナレドモ波嵩シ
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日系団体が記念史を刊行するとき、日本語で編纂するのはこれが最後だろう、とかいう話をよく聞く。執筆者、編集者が、老いていなくなるからだ。それはかなりの部分当たっていると思う。尤も、日本から来る若い人に
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昨年十月に起きた南米開発青年隊協会のケンカ騒ぎや胸像拉致で、最も心を痛めたのは下元家ではなかったか。本来は青年隊内部のイザコザなのに、良くない形で家の名前が出てしまうとばっちりを受けた▼今回の除幕式
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コラム 樹海
瓢骨に「ブラジルの初夜なる焚火祭かな」がある。上塚周平は笠戸丸移民の監督としてブラジルに渡り「移民の父」と尊敬される人物であり瓢骨は俳号。この句は日本移民がブラジルに来て初めての発句とされるのだが焚
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救済会の左近寿一会長が、さきごろ「高齢者の家庭介護講習会」の催し案内に来社したとき「当会の仕事も、介護指導の担い手も、すでに代替わりしているんですよ」とわざわざ強調した。日系の老人病専門医師、物理療