樹海
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コラム 樹海
博研(サンパウロ博物研究会)の伝統ある「キャンプ」の推移は、時代を映していて面白い▼一九五〇年に第一回、都合で二年(二回)休んだのみで、毎年セマナ・サンタ(聖週間)に行ってきている。こんなに半世紀余
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日本の人口は幕末の頃で三千万人と推定されている。今が1億二千六百万人だから約4倍になったわけだが、世界の人口も右肩上がりに増え続けている。目下は約65億人もの人間を乗せて地球も余りの重さに喘ぎながら
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その昔―。「箱根山の合戦」で東急の創業者・五島慶太と派手な大喧嘩をした堤康次郎という梟雄とでも申すべき人物がいた。戦後には衆議院議長をも務めた政治家だったが―。「西武王国」を一代で築き上げた辣腕家と
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県人会というのは、どうしてこうも似るのだろうか、とちょっと可笑しくなった。米国サンフランシスコで発行されている邦字紙『北米毎日』の一月半ばから二月にかけてのコロニア・ページに「県人会の新年会」開催の
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平成の大合併が進み、来年の三月末の市町村数は一千八百九十六までに減るという。今が三千と少しだから大激減と言っていい。岐阜の中津川市と島崎藤村の故郷である長野県・馬籠が越県合併するようなケースもあるし
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パラナ老人福祉和順会は今年創立三十周年。会が経営している老人ホームは入居費無料で、無料施設としては州内で一番優良と折り紙がついているそうだ。創立者たちは「今や施設は日系三世、四世にとって善意のシンボ
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先週の続編のようなかたちになるけれども、ライブドア社長の堀江貴文氏の動きは、どうも解り難い。ニッポン放送の買収劇である。既に発行株式の40%超を買ったとされ、これからも50%突破まで買収を続けると強
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日本のプロ野球再編で超有名になった「楽天」や「ライブドア」だが、我らのような古い移民にはどんな会社なのかさっぱりわからない。が、相当なお金持ちらしい。インターネット関連の企業であり、気鋭の経営者は3
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沖縄県人会の人事が世代交代を明確にした。さきごろの臨時総会の役員選挙で初めて二世会長、与儀昭雄氏が誕生したのだ。県人会の二世会長は、珍しくはない。同県人会の場合、三年後の日本移民百年記念祭は、一世の
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亡国の病気と称された結核が、このところ増えている。昭和の30年代頃まで大いに流行し多くの青年らが倒れたし、ブラジルも同じような状態であった。カンポスにはサナトリオが建設されて「道庵さん」と親しまれた