樹海

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     日本の政局は「秋」へと動き始めた。九月には自民党の総裁選挙があるし、衆議院の解散も濃厚になっているのだから政治家ならずとも安心立命とは縁遠い。東京の石原慎太郎知事は早々と「小泉で決まり」のご託宣なが

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     NHKテレビがブラジル移民をドラマにし、〇五年放映をするという。脚本は橋田壽賀子氏を起用、七十五分ものを五回だというから、時間に不足はないといっていいだろう▼過去、米国への移民をテーマにした映画、テ

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     日本移民百周年は五年後に迫った。半世紀前の五十年祭を上回る大イベントが繰り広げられるだろう。この祭典開催のため先ごろブラジル日本移民百周年祭典執行委員会が創設された。委員長に上原幸啓・文協会長、副委

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     「役不足」「確信犯」といった語句の理解度を調べたところ、正しい答えが少なかったそうだ。文化庁が十六歳以上の人々を対象にしての調べであり、まさかのほどに嘘と偽りはあるまい。語彙の説明は省くけれども、「

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     イベント(催し)への参加者数など、数字に関することを主催者団体から聞いたとき、あれッと首をかしげることがある。催しの盛況ぶりをおおげさに人に伝えたいがために、〃水増し〃して人数を公表した場合である。

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     日本の人々は「金満国家・ニッポン」と外国から評され自信満々だったけれども、金庫を開けて見ると借金の証文が山積みの「大借金国」なことがわかった。金庫番である財務省によると今年三月末の国の借金(債務)は

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     アリアンサ移住地が日本の「歴史書」に長野県人だけで固まった『ブラジル信濃村』と断定されているという。その《長野県の歴史》(山川出版社)を俎上に載せた劇作家・木村快さんの本紙への寄稿(六月十四日付)は

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     日本が「減反」で知られるコメの生産調整を廃止するという。戦後の食糧不足を知る者には信じ難いが、日本の食は大きく変わった。主食はコメにしてもパンの普及などで需要は減る一方で「コメ余り」現象が言われ始め

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     朝鮮半島の「南北首脳会談」がカネで買われたものだったとはー。あのニュースが流れたときに世界の人々は驚きもし、分割の歴史も終わりに近づいたと感じたものだ。この功績によって韓国の金大中前大統領はノーベル

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     「あなたは、あなたの祖父母四人の名前を知っていますか。生前どんなことをした人なのか聞いたことがありますか」―こう他人に問われたら、たいていの人は答えに窮するのではないか▼成人に日本語を教えている教師

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