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樹海

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同じ「神のヨハネ」でも…

 最近の新聞紙上を騒がせている事の一つに、世界的な心霊治療家ジョアン・デ・デウスによる性犯罪の告発がある▼ゴイアス州検察局へのメールや電話は6カ国から500件以上。18日の家宅捜索では、同氏の自宅から40万レアル余りの現金と、本物や玩具の銃6丁、銃弾が押収された。警察は性犯罪の他、資金洗浄などについても捜査する▼それにしても、肉 ...

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独断と偏見で選んだ「110周年最大の遺産」

新装オープンした移民史料館の8階。映像を多用した近代的な展示手法になった

 なんと早い1年だったか――予想はしていたが、まさに「アッという間」だった。5月にはトラックストという未曽有の大混乱があり、日本進出企業や日系地場企業も大打撃を受けた。それ以降、6月にサッカーW杯ロシア大会、7月に眞子さまをお迎えして日本移民110周年祭、8月から選挙運動開始。9月にボルソナロ大統領候補が刺され、10月に彼とアダ ...

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ボウソミニオンはどこまでついて行く?

ボウソナロ氏とフラヴィオ氏(中)(Wilson Dias/Agência Brasil)

 ジャイール・ボルソナロ次期大統領が就任するまであと3週間を切る段階になった。閣僚の組閣も「第1弾」と呼ばれる中核的人物たちもすでに指名済の状態となっている▼「この政権がどういう政治を行なうか」に関しては相変わらずハッキリとは見えない。だが、コラム子の現在の興味はこの政権そのものよりも、ボルソナロ氏を熱狂的に支える、その名も「ボ ...

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今から来年が待ち遠しい1日

 9日、サンパウロ市東部の日本人会館で、橘和音楽教室による「第13回友好の1日」が開かれた。昨年から12月第2日曜開催となった行事は、バンドで歌う人とキーボードの生徒の演奏、コーラスと盛り沢山。普段はカラオケで歌う人も、今年は全員(90人!)がバンドの生演奏で歌った▼今月は、日本移民110周年の最終事業とされた日本アマチュア歌謡 ...

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リベルダーデの名の由来と人骨発見の関係

人骨が出てきたことを報じるグローボのサイト(8日閲覧)

 先週、「リベルダーデ区の建設現場から帝政時代の奴隷の人骨が発見された」とグローボTV局をはじめ、伯字メディアが盛んに報じた。ガルボン・ブエノ街の建物を取り崩し、商業ビルを建築するために地下を掘っていたら7体の人骨が出てきたという。  リベルダーデ(自由)広場の名前の由来が、「絞首刑台があったから」というのは皆知っているとばかり ...

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「マイノリティはついて来い」の限界

2日のパルメイラスの優勝記念撮影に加わるボウソナロ氏(Lucas Figueiredo/CBF)

 12月2日、サッカーの全国選手権で優勝したパルメイラスの最終戦で、現在のブラジルを象徴する出来事が起こった。この日は同チームのファンを公言するジャイール・ボルソナロ次期大統領がチームの経営陣に招待された。同氏は、試合後にグラウンドに降り、優勝の記念写真に収まるは、優勝杯を持ち上げるはの大はしゃぎぶりだった▼ボルソナロ氏はそのま ...

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自国第一主義は結局ソン?

 1日に、G20首脳会議の首脳宣言で「保護主義と戦う」の文言が初めて削られたと聞き、自国第一主義台頭への危惧感を再び感じた▼自国第一主義台頭への警鐘は、第一次世界大戦終結100周年のマクロン仏大統領の演説でも鳴らされた。だが、11月17~18日開催のアジア太平洋経済協力会議で首脳宣言が出せず、今回のG20首脳宣言から「保護主義と ...

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東西南北

 昨日付本欄で、2日にジャイール・ボルソナロ次期大統領がパルメイラスの今季最終戦を観に行き、チームと共に優勝を祝った話を報じたが、3日はその際に起きたもう一つのことで盛り上がっている。それは優勝メダル授与式で、パルメイラスのフォワード、ウィリアンがメダルを受け取った後、目の前にいたボルソナロ氏に目もくれずに通り過ぎたことだ。これ ...

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エドアルドよ、グローバル時代の演歌をうなれ

指先と表情に独特の表現力があるエドアルドの歌

 「日本で活躍するブラジル人」という言葉は、死語に近いと思っていた。日産のカルロス・ゴーンはブラジル人としては別格的な存在だったが、先日逮捕された。とはいえ、普通の日本の日本人にとっては、「フランス人」の印象の方が強かったのではないか。  かつて20人近くのコロニア力士が日本の大相撲に挑戦したが、なんとか幕内に入った魁聖がせいぜ ...

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「右派の論客」さえもお手上げのボルソナロ人事

ボウソナロ氏(Valter Campanato/Ag. Brasil)

 その大統領当選でさえ、全世界に衝撃を与えたジャイール・ボルソナロ氏だが、現在進めている閣僚人事でも、マスコミや国民の予想を上回る、「毎日が衝撃」の人事を展開中だ▼現時点で軍人からの閣僚入りが6人。そのうちの3人が中核的存在の大統領府のメンバーだ。さらに、外相と教育相は、ボルソナロ氏が信奉する極右思想家オラーヴォ・デ・カルヴァー ...

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