樹海
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ブラジルでも進む高齢化
統一選の最中で余り注目されなかったが、ブラジルでは、10月1日は高齢者に関する特別法発効から15年の節目だった▼発効当時(03年)の高齢者は1500万人で、12年の高齢者は2540万人、17年の高齢
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「樹海」拡大版=何が〃救世主〃ボルソナロを生んだのか?=国民が持つ既成大政党に対する絶望感、PT政権復活への恐怖、大不況による経済的切迫感
「絶望感から来る救世主願望」――ボルソナロ(PSL)が大統領選の一次投票で46%を獲得、ダントツ1位になった勝因を一言で表せば、そうなるのではないか。これは「既成大政党への絶望感」「相互嫌悪の連鎖」
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〝女性の権利〟を叫ぶことがPT支持なのか?
9月最後の週末の動向で、大統領選が極右候補のジャイール・ボルソナロ氏に大いに有利に働いた。追う労働者党(PT)のフェルナンド・ハダジ氏には悪いことが重なり、肝心の支持率は停滞し、逆に拒絶率は45%を
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幼い時に受けた性的虐待は次世代にも影響?
幼い頃受けた性的虐待の影響は心や体の傷となり、一生残ると何度も聞いて来たが、カナダと米国の大学による研究で、その傷は遺伝子にも残り、次世代にも伝わる事が判明と3日付エスタード紙が報じた▼その記事を見
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「樹海」拡大版=大統領選の候補陣営を隔てる〃バカの壁〃
「人間同士が理解しあうというのは根本的には不可能である。理解できない相手を、人は互いにバカだと思う」――ベストセラー『バカの壁』(2003年、養老孟司著、新潮社)には、そう書かれている。帯には「『話
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得意の「間際の奇跡」は今回も起こるのか?
10月7日に一次投票が迫った大統領選は、極右候補ジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)と政権奪還を目指す労働者党(PT)のフェルナンド・ハダジ氏の、左右両極対決で決選投票になるだろう、という
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今も根強い男性至上主義
26日付2面に25歳のブラジル人男性から暴行を受けた米国在住で22歳のブラジル人女性の話が載っている。男性が全て暴力的な訳ではなく、報道されるのは問題のある例ばかりと知ってはいるが、25日付G1サイ
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大統領選を左右するか「戦略投票」
「Voto util」(戦略投票)が大統領選を左右するかも――「戦略投票」とは、自分が入れたい候補に投票するのではなく、世論調査などから予測される数字を考慮して、「まだマシ」な結果になるように投票先
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争点不毛なままの情けないブラジル大統領選
現在、大統領選真っ盛りのこの時期。連日、報道も盛り上がっている。だが、ブラジルに住む外国人(日本人)として「こんな選挙でこの国は本当に大丈夫なのか?」と正直なところコラム子は大いに不安だ▼それは、投
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未だに変わらぬ男女の格差
国連開発計画(Pnud)がブラジルの人間開発指数(HDI)は3年間ほぼ不変で、79位維持と発表した14日、ブラジル人女性は男性より就学年数も寿命も長いが、給与は男性より42・7%少ないとのデータも発