ホーム | コラム | 樹海 (ページ 5)

樹海

➡【無料朝刊サービス登録】緊急対応の無料PDF版へのリンクに加え、毎日の新しい記事の見出しだけを、本文ページへのリンクをつけてメールで無料配信しています。メールアドレスを書き込み、「申し込み」ボタンを押すだけです。メールチェックのついでに気になる記事をクリック!

《記者コラム》「国民への宣言」が意味するもの=テメル前大統領仲介という分水嶺

  モラエス判事を「悪党」と呼んだ2日後「教授」  9月7日(火)午後、ボルソナロ大統領はサンパウロ市パウリスタ大通りでアレシャンドレ・デ・モラエス最高裁判事を「Canalha!(悪党)」と呼び、「最高裁判事を辞めるべきだ」「おまえが下した判決には決して従わない」と大見得を切って、集まった12万人の支持者から喝采を浴びた。午前の ...

続きを読む »

ボルソナロがチャベスになれない理由

生前のチャベス氏(Cubadebate)

 ボルソナロ大統領が最高裁の判断を不服として戦い、9月7日の独立記念日を自身の支持派の立ち上がる日として位置付けた。だが、肝心の支持者の参加数が少なく、自身に対しての罷免を要求する声を政界内で高めるだけになってしまった感がある。  ボルソナロ氏がきわめて独裁政治家的な資質を持ちながら、思うがままに独裁ができない理由にこの最高裁の ...

続きを読む »

7日デモの勝利者はデルタ株?

最高裁への批判などを繰り返すボルソナロ大統領と支持者達(パウリスタ大通り、Isac Nóbrega/PR)

 独立記念日の7日は、全国各地で親大統領派と反大統領派のデモが行われ、連邦直轄区(DF)では前夜から検問をすり抜けたトラックが三権広場を目指すなど、物々しい雰囲気が漂った。6日には、「最初の敗北者は(安全確保と胸を張った後、トラック侵入を許した)DF知事」といった報道も流れたほどだ。  7日のマニフェスタソンでは、このところの世 ...

続きを読む »

《記者コラム》常にある軍事クーデターの危険性=自作自演で議会や最高裁乱入か

「7日デモは最高裁判事への最後通牒」  本日7日、99%は何も起きない。だが万が一、何か起きたら、これから説明するような思考回路に基づいて引き起こされた可能性がある。

続きを読む »

空しさ残る、ジウマ罷免から5年の月日

ジウマ氏(Fabio Rodrigues Pozzebom)

 8月31日でジウマ大統領の罷免から5年が経過した。その間、ブラジルにもたらされた「成長」は果たしてあったのかどうか。  今、振り返っても、あのときの罷免が仮になかったとしても、労働者党(PT)政権は終わっていたような気がコラム子にはしている。2013年のサッカーのコンフェデ杯のときの連日のデモとラヴァ・ジャット(LJ)作戦で国 ...

続きを読む »

国民の生活実態と乖離した言動の数々に唖然

「ライフルより豆を買う方が良いと言う馬鹿がいる」と語る大統領(8月27日付G1サイトの記事の一部)

 「皆がライフルを買うべき」――8月27日、ボルソナロ大統領が再び、そんな、多方面から批判を浴びる発言を行った。今回はさらに、「フェイジョン豆を買う必要があるからライフルは買わない」と言う人は「馬鹿(idiota)」だとも言い放った。  大統領は自分を批判する人や国の現状に関する責任を問う人を、すぐに「馬鹿」と呼ぶ癖がある。3月 ...

続きを読む »

《記者コラム》ブラジルで高評価の日系人=なぜ日本では違うのか

 いつも不思議に思っている。どうして日本とブラジルで、日系人に対する評価がこんなに対照的なのかと。  今回それを痛感したのは、わずか12時間の間にJICAが主催して二つのオンライン・セミナーが行われたからだ。  一つ目はブラジル時間8月26日午後7時から行われた「多文化共生・日本社会を考える」連続シリーズの第1回「入管法改正30 ...

続きを読む »

軍や警察が最後の砦か?

軍のイメージ(Marcelo Camargo)

 ここのところ、軍警や軍人の一部から、「9月7日の独立記念日にボルソナロ大統領に敬意を示し、最高裁へ抗議運動を起こそう」と呼びかける動きがネット上で強まり問題となっている。  彼らの主張の中には、今回の行動を1932年の護憲革命や64年の軍事クーデターと比較する声もあることから、「武装蜂起でもして、ボルソナロ軍事独裁政権でも作る ...

続きを読む »

全てを包み込む社会を作る

男子水泳100メートル・バタフライで金を獲得したガブリエル・バンデイラ(Reproducao Twitter/Paralympic Games)

 24日に東京パラリンピック(パラ五輪)が始まり、ブラジルは25日に水泳男子100メートル・バタフライでガブリエル・バンデイラが金、同背泳でガブリエル・ジェラルド・アラウージョが銀など、メダル4個を獲得。パラ五輪でのブラジルの金は98個に増えた。  開会式や競技の様子はほんの一部しか見ていない。だが、地道な努力を重ねた選手達が各 ...

続きを読む »

《記者コラム》ネット時代、日本語教育界に危機=オンライン授業と対面は共存できる?

テクノロジーの急激な進歩に翻弄され  《「チルチルミチルの青い鳥」の話を挙げるまでもなく、本当に必要なものはすでに手元にあるのかもしれない。  多くの日本人会や文協では、手間やお金のかかる日本語学校運営に音を上げて閉鎖している。確かに学校の維持には手間がかかる、先生の給料を確保するだけで大変だ。  でも移民百周年を3年前に終え、 ...

続きを読む »