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樹海

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ブラジル医療業界最強のやり手が狙う友好病院

Rede D‘Or創立者で富豪のジョルジ・モル・フィリョ氏(2016年2月1日付UOL電子版記事)

 サンパウロ日伯援護協会の与儀明雄会長に直接、「救済会のような伝統的な福祉団体を潰していいのですか? 援協はもっと恵まれない移住者の支援ができないですか」という話をぶつけてみた。  すると「日本移民の路上生活者の保護を、援協は最近あまりしていないように一般では思われています。ですが、実は毎月約100万レアルを恵まれない日本人のた ...

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PTの危機に、どうするハダジ?

ハダジ氏(Lula Marques/AGPT)

 10月の大統領選に向け、労働者党(PT)が党史上最大級の危機を迎えている▼ルーラ元大統領が1月に行なわれた収賄裁判の第2審で有罪となり、大統領選の出馬がかなり厳しくなっていることは既報済み。それに追い討ちをかけるように、ルーラ氏断念の場合の第1代理候補、ジウマ政権時の官房長官ジャッケス・ヴァギネル氏までもが、バイア州知事時代の ...

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情報過多も困りもの

 年金や恩給受給者は2月28日までに生存証明を―。2月23日付弊紙2面の記事を見た人が、自分は昨年6月に済ませたが再証明の必要があるかと26日に問い合わせてきた▼弊紙では、年末までに済ませてない人が受給者の10%に上るため、期間延長と報じた。インターネットで調べ直しても同じ内容の記事があったため、電話を受けた記者に「今回は不要」 ...

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《ブラジル》日系社会、統合時代の幕開けか

救済会の戦争中の活動を記した書類。1942年のコンデ街立ち退き1500人、1943年のサントス強制退去6500人などの日本移民大迫害の時から救済をしてきた

 「自力更生はもう無理ではないかと思う。それなら名誉ある撤退をしたい」――救済会顧問の大浦文雄さん(香川県、93)=スザノ市=は無念そうに、声を震わした。  サンパウロ市近郊のグアルーリョス市にある老人ホーム「憩の園」(救済会が経営)は、創立者・渡辺マルガリーダ女史の救済精神を貫き、同じ健康状態なら経済的に貧窮した人を選んで引き ...

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10月のリオの選挙はMDBに厳しく!

テメル大統領(右)とぺゾン・リオ州知事(中央Beto Barata/PR)

 16日に突如として連邦政府から発表された、リオ州における直接統治。治安部門だけとは言えども州の自治は奪われ、陸軍が統括の中心になるわけだから、強い拒絶反応が起こっても本来ならばおかしくはない。だが、リオの治安があまりにも不安定で先行きが見えないことから、今回の件に関しては、大半の国民が理解を示しているようにも見える▼これを好意 ...

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マドゥーロ政権が隠すベネズエラの現状

 隣国ベネズエラが政治や経済、国民生活の全てで危機に陥っている事は、ロライマ州に流入する難民急増記事などでも多少伝えている。だが、先週と今週は、これまで以上に胸の痛む報道に接した▼その一つは、食料さえ確保できず、子供の養育をあきらめた国民が、孤児院に預けた子供の様子を見に行くという記事だ。ブラジル国内紙には、引き取り手が現れる前 ...

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援護協会は、移民の最後を看取る事業を

神内氏のおかげで拡張した病棟の威容

 現在のサンパウロ日伯援護協会は、5つの医療施設、7つの福祉介護施設、総職員数約2千人を擁する南米最大の日系団体だ。日本国外にある地元資本の日系医療公益団体としては世界最大級だろう。  そんな援協は来年1月に創立60周年を迎える。ここまで巨大な組織に成長できたのは、日伯友好病院のおかげ。その病院が今年30周年を迎える。ここらでぜ ...

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政治批判を受け止めたリオのカーニバル

ツイウチのパレード(Gabriel Nascimento | Riotur)

 14日に行なわれた、今年のリオのカーニバルのスペシャル・グループのパレードの採点結果発表で画期的な出来事が起こった。政治批判を行なって物議を醸したエスコーラ、ベイジャ・フロールが優勝、パライゾ・ド・ツイウチが2位となったのだ▼今回のリオのパレードがこうした内容になることはかねてから言及されていた。だがいざ本番では、それが噂以上 ...

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自分の基準を全ての人に適用してはならない

 カーニバルにはサンバ熱でフィーバー(Febreの事、熱狂)するブラジル。だが、例年は近くのチームが地下鉄ヴィラ・マチウデ駅の脇で行うパレードを見に行く息子も、今年は体調が優れず、友人の家に行くに止まったし、親二人は夏風邪で39度台のフィーバーで苦しんだ▼コラム氏は11日、主人は翌日から熱が出始めたが、主人の方が熱は低いのに、足 ...

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カーニバルのパレードとは真剣な競技だ!

2016年のリオのカーニバルより(Alexandre Macieira/RioTur)

 今週から来週にかけて、ブラジルでは、最も有名なリオをはじめとしたカーニバルの週間だ。コラム子がブラジルに来て住みはじめたのは2010年4月のことだが、この季節を体験するのも8回目。既に自分にとってもおなじみのものとなっている▼ただ、日本からやってきた身として毎度思うことなのだが、ブラジルでのカーニバルの印象と、日本をはじめとし ...

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