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樹海

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ブラジル日本移民史の快挙=サントス強制立退き証言の掲載

挨拶する宮城あきら移民塾代表

 《私の一番の苦しい想い出は、姉があの事件のショックで恐怖症を患い、生涯、精神障害で苦しんだことです》――沖縄県人移民塾同人誌『群星(むりぶし)』第3号145頁には、そんな生々しい言葉がおどる。  「あの事件」とは、1943年7月8日、ブラジル政府の命令により24時間以内にサントスから日本移民6500人を中心とする枢軸国移民が強 ...

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「本当のヴェシャーメ」に陥らないために

W杯予選でまさかの敗退のイタリア代表(Svenskfotboll)

 13日、サッカーのW杯の欧州予選でイタリアがまさかの予選敗退を喫し、世界中のサッカー・ファンに衝撃を与えた▼今回のW杯はイタリアのみならず、オランダやチリといった、「まさかこの国が」と言われる競合国が続々と予選落ちする現象が起きている。こうした、「本来起きてはならぬ恥」のことをブラジルでは「ヴェシャーメ」と呼ぶが、まさにそれが ...

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日本で無国籍者として13年過ごした日系三世

快に笑う梅本グレンさん

 「僕は日本で無国籍者として13年間を過ごした」――5日、サンパウロ市内のホテルで開催された「ブラジル倫理法人の会」設立式典後の祝賀昼食会で、偶然隣り合わせた北米の日系三世から、そんな衝撃的な一言を聞いた。  「父がノーノー・ボーイだったんですよ。僕もツールレイク強制収容所で1944年に生まれた。それで父も僕も米国籍を剥奪され、 ...

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国際平和のために24人も殉死したブラジル軍

国連軍のキャップを被り、軍事行進が行われた

 ガロア(霧雨)がそぼふる中でも微動だにせず――サンパウロ市内のブラジル陸軍の南東軍司令部では1日、国歌斉唱が天に轟くかのごとく響きわたった。おりしも当地のお盆「フィナードス(死者の日)」の前日のことだ。ハイチにおける国連平和維持活動(以下、PKO)の任務を成功裏に終えて、無事に帰還した同司令部所属の隊員を顕彰する式典が執り行わ ...

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ロシア革命100周年と極右台頭

 ブラジルを代表するサンパウロ州の2大新聞、フォーリャ紙とエスタード紙は5日の紙面で、4ページからなる特別冊子編成扱いで共に「ロシア革命から100周年」の大特集を組んだ▼今回のこの100周年に関してはどこの世界もそれなりに記事としては展開しているが、一見ロシアとそれほど関係ないように見える遠く離れた南米のブラジルで、ここまで大き ...

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ロライマにベネズエラ人先住民のための避難所開設

 ベネズエラとの国境の町、ロライマ州パカライマ市に7日、ベ国先住民用の避難所が開設されたが、収容能力200人の先住民難民施設は開設初日から満杯状態と7日付G1サイトが報じた▼ロライマ州政府が土地を提供し、国連の難民支援機関からの資金で建設した施設は、同市市役所が運営する。今後は教会や非政府団体の支援も受けるようだが、初日から施設 ...

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型破りな移民女性の爽やかな生きざま

自分史『どこから来たの』

 《長女に生まれた私はどこに行っても「跡継ぎ」であり「総領娘」であり「養子とり」で、ちやほやされたが、密閉した箱にいれられたようで息苦しい。いずれは母と同じように婿養子を迎えて、母と同じ一生を送るのかと思うと憂鬱である》(152頁)――これが大門千夏さん(本名「福居三千代」、76、広島県)の移住動機だった。  父は香料商、母はお ...

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本格的な社会保障改革は再来年か

エスタード紙10月27日付《本格的な社会保障改革は選挙後とエコノミストは評価》記事

 《本格的な社会保障改革は選挙後とエコノミストは評価》との記事が10月27日付エスタード紙にでた。25日に下院本会議でテメル告発第2弾を回避した直後、マーケット(国際金融資本)がその結果をどう評価したかを、著名エコノミスト3人に訊いた記事だ。それによれば、マーケットはテメル政権の投資イケイケ「青信号」の時期が終わり、「黄信号」に ...

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各々異なる結実の時

 テレビの番組を流しながら家事をやっていて、ジャブチカバの農園で幹全体が真っ白な花に覆われた様子を写した画像を見た。思わず息を呑んだ後、ジャブチカバが実を結ぶまでには7~8年かかるとの説明もあった▼これを聞いて思い出したのは、「桃栗三年柿八年」という諺だ。野菜や果物の結実には時間がかかる事や忍耐の必要などを教えてくれる諺だが、種 ...

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格差や偏見が仕事さえ奪う?

 24日にサンパウロ市内の社会格差に関するデータが発表された事を受け、25日のニュースが、1年8カ月も求職中で面接も何度も受けたが、周辺部に住んでいるせいで断られている褐色(黒人系の混血)男性の例を紹介した。○○在住とか、○州出身という事で差別されるという事実は、生まれや居住地、肌の色という、本人には変えようがない要因が偏見など ...

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