樹海
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サンパウロ州を「ブラジルの機関車」にした鉄道=(中)=世界に誇る10・5度勾配
登山鉄道の町パラナピアカーバ(Paranapiacaba)は、サンパウロ市近郊ABCD地区のサントアンドレー市の南端にある。普段ならメトロのブラス駅でCPTMに乗り終点のリオ・グランデ・ダ・セーラ駅
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ブラジルはまだまし?
5月17日にJBSのジョエズレイ・バチスタ社主らの報奨付供述(承認前だったから表現は不適切だが)の一部が漏れて以来、ブラジルでは政界中心に様々な余波が続いている▼その一つはテメル大統領と側近の元下議
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サンパウロ州を「ブラジルの機関車」にした鉄道=(上)=帝政の終わりとサッカー王国の誕生
トレンディ・ツーリズモ主催の「鉄道の町パラナピアカーバ(Paranapiacaba)観光ツアー」に参加し、現地ガイドと歴史話をしていて思わず興奮した。サンパウロ州最初の鉄道であるサントス/ジュンジャ
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2千年分の贖罪ができるブラジル司法はキリスト並み?!
37人の女性患者をレイプした件で「278年の懲役」を科せられたロジェル・アブデルマッシ元医師(74)が、パラグアイに逃亡中に現地警察に拘束され、ブラジルで刑務所に入っていた。と思ったら〃優秀〃な弁護
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ブラジルの報道で感じる気候変動
ブラジルの冬が21日午前1時24分に始まった。サンタカタリーナ州山間部で零下といった報道は例年並みだが、21日のリオデジャネイロ市は20日の雨と強い風による高波などにより、15地区で洪水が起き、交通
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《ブラジル》邦字紙70年のバランスとは
先日、コロニア文芸関係者から「最近のニッケイ新聞は勝ち組側の話ばかりのせて偏っている」とのお叱りをうけた。正直な気持ちを打ち明け、その説明をしたい。本紙は「認識派」パウリスタ新聞と日伯毎日新聞の流れ
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《ブラジル》「大統領の首」より大事な問題とは何か
ジウマ/テメル・シャッパの無効化を問う裁判で現状維持の判断が出て、当面はジャノー連邦検察庁長官による大統領告発が政局の焦点になっている。これも大事だが、労働者党(PT)前政権や現テメル政権の政策自体
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《ブラジル》汚職捜査の今後はいかに?
6月始め、携帯電話に「5月が汚職月だったなら、クァドゥリーリャの6月は更に酷くなる」と書かれた写真が届いた。クァドゥリーリャは4組の男女が踊るダンスで、6月祭(フェスタ・ジュニーナ)恒例の田舎の結婚
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《ブラジル》ジャノーVSテメルの攻防はこれからが本番
「裁判官として、墓地の穴掘り人の役割は拒否する。通夜に足を運んでもよい、だが、棺桶をかつぐ気はない」。注目のジウマ/テメル・シャッパ裁判で無効を強弁したヘルマン・ベンジャミン報告官が語った、この言葉
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《デカセギ》知られざる在日日系社会の厳しい現実(下)
日本の大手派遣会社アバンセの林隆春社長の話を聞き、「在日日系人の多くは、ブラジルの貧困層を日本に再生産しているだけ」という部分があると痛感した。デカセギブームが始まった90年代前半、「先進国日本に行