樹海
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メダルだけでは測れない各人の価値
23日に開幕した東京五輪では連日、悲喜こもごもの歴史が刻まれている。 27日にブラジル初の金メダルを獲得したサーフィンのイタロと、金の期待を負いながら4位に甘んじたメディーナ。ブラジルの体操選
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《記者コラム》ブラジル近代史に残る日本移民迫害事件を初めて描いた映画『オキナワ サントス』
今から78年間前の1943年7月8日に、サンパウロ州サントス港湾部在住の日本移民6500人(大半が沖縄系移民)、ドイツ移民数百家族が24時間以内の強制立退きを命じられたことは、ブラジル一般社会はもとよ
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リオ五輪のとき、バッハ会長はどんな人だった?
今日から東京五輪が開幕する。だが、SNS越しに五輪に関する情報を見るに、日本から祝福ムードは感じられない。世論調査で78%も反対していれば、さすがに「この日が来るのをずっと待っていた」と喜びの声をあ
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新型コロナの悪影響は9年間残る?
世界銀行が発表した新型コロナ後の雇用に関する報告書によると、ブラジルやラ米諸国の労働者に対する新型コロナの悪影響は9年間残ると20日付伯字サイトが報じた。 ブラジルやエクアドルなどの中南米諸国の場
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《記者コラム》コロナ禍CPI延期が意味するものは何か?
CPI延期で弾劾裁判はほぼなくなった? 世の中を騒がせているコロナ禍議員調査委員会(CPI)は新しい段階に入った。 フォーリャ紙14日付サイト《上院議長はコロナ禍CPIの90日間延長を決断、11月
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次回大統領選で「第3の候補」が期待できない理由
5月以降、来年10月の大統領選の動向を占う世論調査が盛んに行われている。そして現時点ではどの調査においても、ルーラ元大統領が50%にもう少しで手が届くくらいの高支持率で独走中。それを20%台半ばと、
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《記者コラム》ストレスで入院? 孤立感強める大統領
ボルソナロ大統領が14日朝、腹部の痛みなどを訴えて首都の軍病院に検査入院した。これにより、同日予定されていた最高裁長官や上下両院議長との会議は中止された。 このところの支持率低下や汚職疑惑に加え、
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《記者コラム》軍人の汚職を暴く?!=ブラジル最大のタブーに踏み込んだCPI
あまりに非常識なワクチン交渉の実態 7日以来、コロナ禍議会調査委員会(CPI)は一線を越え、緊張感は最高潮に達している。コバクシン不正契約をボルソナロ大統領が知っていたのに黙認していた疑惑が持ち上が
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初の大統領直撃スキャンダルの真相は?
「ああ、つまりはそういうことだったのか」。5日に報じられた、ボルソナロ大統領の元義妹、アンドレア・シケイラ・ヴァーレ氏の暴露証言を聞いて、コラム子には腑に落ちるものがあった。 2018年初頭、ボル
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「ワクチンの選り好み」についての考察
1日以降、サンパウロ大都市圏サンベルナルド・ド・カンポ市など、新型コロナの予防接種会場でワクチンの種類を聞いて接種を拒む人を、18歳以上の列の最後尾に置き始める自治体が出てきた。 しか