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樹海

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勝ち負け抗争では負け組ばかりが犠牲になったと報じるのは正しいのか

勝組負組関連負傷・殺人事件一覧表

 人気漫画家・小林よしのりの『新戦争論1』(2015年1月)で勝ち負け抗争について書いた章を読み、幾つか疑問を感じた。たとえば勝ち組による溝部事件と脇山事件に続いて《暗殺された者は、記録にあるだけでも23人を数えた》(364頁)と勝ち組だけが殺傷事件を起こしたかのように書く。多くのメディアも同様だ▼でも、この「23人」という数字 ...

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13日のデモ低調の原因はクーニャとPMDBか

ラヴァ・ジャット作戦の指揮官セルジオ・モーロ判事を〃英雄視〃しすぎる点も、今後の不安点か

 13日のデモが低調だった主因は、クーニャ下院議長が〃復讐〃で大統領罷免を始めたという「筋の悪さ」のようだ。その証拠といってはなんだが、スイス銀行の口座隠蔽やペトロブラス汚職などの疑惑が大々的に報じられる割に、デモ当日のパウリスタ大通りでは彼への批判が少な過ぎる印象だった▼デモが低調なおかげで、王政復古派やカトリック超保守派、軍 ...

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ほんのわずかな心の隙に

 連邦直轄区で12日、曽祖父の家に来ていた1歳7カ月の男児がプールに落ちて溺れ、心肺停止となったが、隣に住んでいる消防士が駆けつけ、直ちに救命措置をとったために助かるという事件が起きた▼家族での談話を楽しんでいた父親が水を取りに行って戻ってきたら息子の姿が見えず、慌てて探したらプールに浮いていたという。父親が飛び込んで救出したが ...

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平和への思い、今後も

 広島の地元紙、中国新聞で「記憶を受け継ぐ」という被爆体験を語る連載がある。サンパウロ在住で懇意にしている谷口範之さんの友人が出ていたので切り抜きを持って帰った。紙面を見ながら「顔の色つやもいいねえ。数日前に電話で話した。声も元気で『まだまだ生きそうだな』と笑ったばかり」と話す谷口さんは、シベリア抑留経験者。卒寿の二人の体験者に ...

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ブラジルには国を憂うる国士はいないのか

連邦議会の倫理委員会で政敵を指刺しながら、真っ赤になって激論する様子。この調子で、国全体の問題も論じてくれればいいのだが…(Foto: Lucio Bernardo Junior/Câmara dos Deputados)

 「連邦議員が本会議場内で殴り合いや投票機破壊まで…。彼らのうち、何人が国全体のことを考えているのか」―大統領罷免に関するドタバタを見るにつけ、暗澹たる気分になる。個人や党の利害の対立ばかりが先立ち、政府は混乱を収集する力を持たない▼先週土曜(5日)付の本紙2、3面の見開きは実に対照的な内容だった。2面は大統領罷免に関わるドタバ ...

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13日がインピーチメントの今後を占う決戦日?

この光景が再現されるか? パウリスタ大通り界隈全体が立錐の余地もないほど。〃100万人〃のデモ参加者で溢れた3月14日デモの様子(Foto: Robson Fernandes/Fotos Públicas)

 13日は大統領罷免審議の今後を占う重要な日だ。3月15日、4月12日、8月16日に続く大規模デモが呼びかけられているからだ▼8月までのデモの盛り上がりをうけて、9月に出された罷免審議提案書が下院議長に先週受理された。それをダメ押しする抗議行動となる▼罷免が連邦議会で承認されるには3分の2の賛成が必要であり、連立与党が過半数を占 ...

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大災害から1カ月過ぎて

鉱滓ダム決壊直後のマリアナ市ベント・ロドリゲス地区: Corpo de Bombeiros/MG(5/11/2015)

 ミナス州マリアナで起きたサマルコ社の鉱山の鉱滓ダム決壊事故から、5日で丸1カ月が過ぎた▼ダムの真下にあった部落の一つはゴーストタウン化し、泥で覆われた街がきれいになるのは早くても1年後といった情報が今も続く。TVでは家や田畑を失った農夫が、ホテル暮らしは「(外を歩く事を許された)自由な囚人」そのものだと嘆く姿も流れた▼サマルコ ...

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記事に見る明るい言葉

 「1万部まで部数を伸ばしたい」。ミュンヘン五輪でブラジル柔道界初のメダリストとなった石井千秋さんの『ブラジル柔道のパイオニア』のポ語版出版会で関係者。これだけ柔道が盛んな国だけに、決して難しくはないだろう。リオ五輪も控え、メダルが期待されるジャンルだけに、戦後移民の活躍を多くの人に知ってほしい▼「コミュニティの再生拠点に」。ブ ...

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〃復讐〃としてのインピーチメント

 「いつでも手榴弾のピンを抜く準備はできている」――クーニャ下院議長は薄笑いを浮かべたような表情で、常々そう言ってきた。その通り2日晩、彼は下院議長権限で大統領罷免請求の審議開始を承認した▼「これは復讐だ」と伯字各紙は報じた。スイス銀行の隠し資産、賄賂受取りなどの容疑が持たれている下院議長の議員資格剥奪を審議する下院倫理委員会に ...

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日伯外交関係樹立120周年に水を差したジウマ大統領

ジウマ大統領(公式写真=Credito: Roberto Stuckert Filho/PR)

 ジウマ大統領が2度目の訪日土壇場キャンセルをしたことで、準備万端整えていた日本側はハラワタが煮えくり返る想いをしているだろう。共同通信は《再度の中止は、ことし外交関係樹立120周年を迎えた両国関係に水を差す形となった》とはっきり書いた。ブラジル在住者としては大統領のいい加減さに「呆れる」の一言だ▼昨年は安倍総理が来伯し、今年は ...

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