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 1985年頃から列聖申請が始まった中村ドミンゴス長八神父は1865年に、長崎県松浦郡の隠れキリシタンの末裔として生まれた。長崎大浦神学校で学び、1897年に司祭になった。多くの隠れキリシタンの子孫がカトリック大国ブラジルへ移住したが、ポ語でのミサが難しく、日本語で司祭できる神父を望んでいた。そのため、ローマ教皇庁布教省は布教師 ...

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 サンパウロ市地下鉄4号線(黄色)が7日の日曜日、パウリスタとファリア・リマを結ぶ区間を運行休止する。地下鉄公社ではイジエノポリス・マッケンジー、オスカー・フレイレ、フラジキ・コウチーニョ、サンパウロ―モルンビー、ヴィラ・ソニアの5駅の工事を進めており、9月以降の週末の運休が増えるとか。これは現職サンパウロ州知事の「仕事してます ...

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 日本館を設計した建築家・堀口捨己は明治後期に生まれ、欧州の新しい建築運動に心を惹かれ、従来の様式建築を否定する「分離派建築会」を結成し、伝統文化とモダニズム建築の統合を図ったことで知られる。日本館設計当時は明治大学教授、59歳で、まさに円熟期の作品だ。生涯に約50の建築物を残したが、すでに九つは現存しない。中島工務店の中島紀于 ...

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 当地のネブライザ(吸入器)販売の最大手NS社を買収したオムロンヘルスケア本社の竹田誠治さんによれば、「ブラジルでは子どもが生まれると必ず買うので、一家に一台はある」とか。ニュースサイト「Planeta Sustentavel」によると、サンパウロ州では2011年、1万7千4万人もが大気汚染の影響で亡くなった。大気汚染は和らぐ気 ...

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 裏千家の記念大会のため、日本の総本部から来伯したのは約50人。その内の一人、広報部の有田外喜彦主査によれば、「お茶っ葉など、税関に没収された物品もある」とか。食品関係は福島原発事故の影響もあるようだ。さらに輸送手続きに1年かかったものや、ハワイを経由させたものもあったとか。高関税もそうだが、この種の輸入規制が、文化普及イベント ...

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 外務省による「ジャパンハウス」という構想案の記事を読んで、どこか懐かしく感じた読者もいたのでは――。06年2月に東京在住(当時、現在はピニャール)の天野鉄人氏によるジャパンセンター構想説明会が開かれ、「日本文化の殿堂」といえるビルをリベルダーデ広場横に彼が所有していた4千平米の土地に総予算50億円で建設するというものだった。0 ...

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 6月上旬に、サンパウロ市パカエンブー区の会館を明け渡した鹿児島県人会(園田昭憲会長)だが、まだ新事務所の場所が決まっていない。というのも、売却相手の医療関係企業から、売却額200万レを全て受け取っていないため。仮事務所は園田会長の社内に設置中らしいが、進まぬ移転作業に事務局も困惑気味だ。同社はサンパウロ市南部の高級新興地区、C ...

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 30歳のころ旅行で初来伯した中島紀于社長は、「広大で肥沃な大地を持つブラジルでいつか仕事がしたい」との大望を抱いた。その夢を実現するために岐阜で工務店を育て上げ、今では名だたる会社となり、「忙し過ぎてブラジルまで中々来られない」と笑う。80周年の時、日本館運営委員の田村ワルテル元委員長から誘われ改修に携わり、夢の一端は実現した ...

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 青森県人会の創立60周年記念式典には、母県から28人もの慶祝団が訪れた。式典後も「記念交流会」が開かれ、研修成果や今後の県との交流について意見が交わされる予定だったが、3人程度が研修の感想等を述べたにとどまり、出席した役員によれば「何の成果もなかった」とか。母県側にしても単なるブラジル観光で終わらせない意気込み、県人会側にして ...

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 土佐祭りの開会式に参加した水野龍三郎さん(83、二世)は「ブラジル人の来場者が増え、規模が大きくなっている」と感心した様子で感想を語った。県産品として土佐茶が販売されていることに「水野龍生誕150周年記念事業で高知に行った際に飲み、美味しかった」と話し、ブラジル内での販売に〃太鼓判〃。現在、高知県の野球チームには息子のジョナタ ...

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