日本ブラジル中央協会(大前孝雄会長)の会報『ブラジル特報』1626号が9月に刊行された。いつもながら読みどころ満載なのに驚く。なぜブラジルがサッカーW杯で最近勝てなくなったのかを人種論から論じた《ブラジルが「普通に」勝てる時代は終った》とのコラムが俊逸。かつてペレの時代のW杯には黒人出場選手は珍しかったが、今では多くの国が「ブ ...
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サンパウロ州北東海岸部ウバツーバ市のアンシェッタ島のクルーズツアーが今月22日に企画されている。サンパウロ州環境保護区に指定されている同島は、かつて監獄島だったことで知られる。46年から3年間のうちに172人の日本人が収監され、そのうちの160人は、ただ単に臣道連盟幹部だっただけの無実の人々だった。昨年、ウバツーバ市議会は当時 ...
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『ブラジル岐阜県人会便り』6月号を見ていたら、レジストロ市と岐阜県中津川市の姉妹都市記念式典が10月20日に、現地で行なわれるとの記事があった。リベルダーデから貸し切りバスが出て、ピラルク養殖場、茶畑、鍾乳洞の観光なども含まれている1泊旅行だ。まだレジストロ未訪問の人には、格好のツアーかも。申し込みは同県人会(11・3209・ ...
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俳誌『朝蔭』第466号が8月に刊行された。《冬の朝気合をかけて体操会》(不破吏子)は冬場のラジオ体操だろうか。アマゾン吟行の連作のひとつ《紅鶴は原始の森を染めて翔つ》(佐々木君代)はフラミンゴの事かと思って調べると、たしかに「和名ベニヅル(紅鶴)」とある。だが、よく読むと「ツル目とは近縁ではない」とも。ツルそっくりだが違うらし ...
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◎ 日伯協会(三野哲治理事長、在兵庫県)の会報『ブラジル』980号が7月に刊行された。移住110周年の特集号で、全16頁中半分以上がその関係で埋まっている。日本側の110周年式典が4月28日に神戸市で盛大に行なわれた件の報告も。その時のノンフィクション作家・山根一眞氏講演も大盛況だったとか。移民220周年を迎える21 ...
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月刊『ピンドラーマ』9月号が刊行された。「せきらら難民レポート」(おおうらともこ)では、ベネズエラ難民の厳しい祖国での生活ぶりが伺える。《5、6時間スーパーの外の行列に並んで購入できるのは、ある週はパスタ一袋だけ、翌週は鶏肉ひとつだけ》《卵1ダースは最低賃金の3倍、闇市は盛んだったが、庶民の賃金ではおよそ手に届きがたいものだっ ...
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ノロエステ連合日伯文化協会とガブリエル・モンテイロ日伯文化協会の共催により「第46回ノロエステ農業者の集い」が9月16日、ガブリエル・モンテイロ市内で開催される。当日は、午前8時に同市内サンペドロ広場の教区サロンに集合。市内の日系農家を訪れ、ピラルクー養殖やトマトの有機栽培などについて見聞を深め、午後3時頃に終了する。安永信一 ...
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アドベンチスタ希望の庭教会は老人医学講演会『治せる痴呆症と治せない痴呆症』を9月1日午後2時半から、同教会(Rua Mauro, 32)で開催する。入場無料。今年で3回目の開催となる今回は、老人医学専門家医でサンタクルス病院老人科の森澄香医長を招く。森規和郎名誉牧師は「幅広い経験と知識に基づいてお話されますので、きっと皆様の痴 ...
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ブラジル日本文化福祉協会の文化ホールを完成させるには約200万レアルが必要で、現在集まっているのは120万レアル。「さあ~始めよう」企画者の中平さんは「文化ホールが出来た後も継続して開催したい」と話す。「イベントが毎年の恒例のようになってきた。日本文化を守るためや、日本文化が根付いていることを伝えるための役割を果たしている」と ...
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コチア青年連絡協議会(前田進会長)が7月に発行した『コチア青年会報』第43号には「わが故郷ブラガンサ・パウリスタ」(永松通一みちかず)という名文が載っている。1964年着の著者は最初の4年間をここでバタタ作りをしながら過ごした。50キロの痩せっぽちだった体格が農作業でみるみる逞しくなり、たった半年で65キロに。60キロの芋袋を ...
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