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大耳小耳

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2007年7月27日付け  十八日午前、ガルボン・ブエノ街を歩いていたある戦後移民に肌の白いブラジル人が近づき、「セニョール、ひさしぶり。オレのことを憶えているか」と懐かしげな素振りをみせた。どうも記憶のないその戦後移民は首をひねりながら話を聞くと、「今朝、父親が死んで葬式をあげる金もない。ちょっと貸してくれないか」と頼んできた ...

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2007年7月26日付け  米州大陸最大のスポーツ祭典、パンアメリカン大会で十三ものメダル(うち金三つ)を獲得した柔道。リオまで観戦に行った全伯講道館柔道有段者会の岡野脩平会長は、活躍する選手の頑張りもちろん、応援の激しさにも驚いた。「ブラジル選手が出ると、総立ちになって足を踏みならして凄い。僕らが考えていた以上に柔道が浸透して ...

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2007年7月25日付け  県連主催の「フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭)」では、晴天のおかげで過去最高の入場者数を記録し、食事も順調に売れたようだ。やはり根強い人気があったのは、すでに国内に定着している天ぷらや焼きそばなど。しかし、日本の文化を伝えることが主な目的として開催されているはずなのだから、郷土食をもっとアピールし ...

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2007年7月24日付け  日本祭り初日の開演時間午後二時に到着してみると、思っていたよりも多くの人が詰め掛け、同祭りへの関心の高さがうかがわれた。ただ、残念なことに食のブースの販売を開始しているところが数えるほどしかない。販売関係者に聞いてみると「ガスがない」や「電気がつかない」、「水がない」などの基本的な設備が設置されていな ...

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2007年7月21日付け  海外・汎米日系人大会の代表者会議では、進行の都合上、各発表者の持ち時間は三分とされた。「日本人の持つ勤勉さ、正直さ、時間・約束を守るといった美徳を…」という発表内容の言葉とは裏腹に、時間切れの鐘を鳴らされても、発表を続ける代表者も多くおり、議長らも苦笑。伝えたい言葉を多く持っているということではあるの ...

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2007年7月20日付け  海外・汎米日系人合同大会が十八日、はじまった。十五カ国、五百人の日系人が一堂に会する開会式の様子はやはり壮観。国によって微妙に雰囲気が異なるのも興味深い。出席者には連邦判事や国会議員、軍人など、一国の中枢で活動する人もいる。会場には〇五年のボリビア大統領選に出馬、現在同国下院議員をつとめる二世の長谷倫 ...

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2007年7月19日付け  サンパウロ市東部にあるカラオケに入店したら、偶然にも八日に行われたミス琉装に出場した美女たちがいた。ミスに輝いたアダニヤさんも友人、恋人と一緒に。驚いたのは、ミスに出場した数人でテキーラを一気飲みしている光景だった。沖縄系の男性はよく飲んで酒に強いとは聞くが、「女性も酒に強い!」と言いたいところだが、 ...

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2007年7月18日付け  伯日議員連盟の高山ヒデカズ連邦下議によれば笠戸丸の錨の引き上げに関して、ブラジル海軍は潜水夫を出すことを承認し、ペトロブラスも自身のタンカーに載せて運んできてもよい、という話までしたとか。ただし、ロシア政府筋は「引き上げ時に日本人の立ち会いは禁止する」との条件をつけているとの話も。沈んでいる船が笠戸丸 ...

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2007年7月17日付け  サンタカタリーナ日系連合協会の会議の中では、ブラジル日本文化福祉協会から「地方理事」への招待状が来ていることも明らかにされ、発足したばかりの連合協会自体の財源が乏しい現状のなか、どのような利点と義務が生じるのか賛否両論となり、さらにじっくり検討する必要があるとされた。中には「まったく関心ない」との強硬 ...

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2007年7月14日付け  来週に近づいた海外日系人、パンアメリカン日系人合同大会。リベルダーデ区にある事務局では、海外からの問い合わせや最終調整など準備に追われている。来賓用の胸リボンを作る作業などは、女性陣がセッセと手を動かしていた。矢野敬崇・パンアメリカンブラジル日系人協会会長によれば、ボランティアで手伝ってくれているのだ ...

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