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大耳小耳

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ニッケイ新聞 2006年8月11日付け  先夜のパウリスタは騒がしかった。十月の州知事選への出馬を表明している某候補の宣伝カーが大音量でテーマソングを流しながら大通りを行ったり来たり、と思ったら、あちらの方ではリベルタドーレス杯のサンパウロ応援団が試合前のひと騒ぎ。サッカーはともかくとして、選挙の応援。市民の心理的には、これだけ ...

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ニッケイ新聞 2006年8月10日付け  九十七歳にして元気な西村俊治さん。子どもは七人。「最初はそんなにようけ作ってどうするって言われたけど、会社大きくなって任すようになったら、もう二人ぐらい作っといても良かったと思うようになった」と笑い飛ばす。同社の経営はすべて息子らに任せ、製品は世界約四十カ国に輸出されているという。    ...

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2006年8月9日付け  栃木でマラクジャ?――。こちらではおなじみのマラクジャ(パッションフルーツ)。暖かいところでできるものと思っていたら、栃木県の真岡市でも栽培しているようだ。「収穫最盛期」を伝える日本の新聞によれば、こちらはハウス栽培。このほかに、国内では沖縄や鹿児島で栽培しているという。      ◎  たいへんな集客 ...

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2006年8月8日付け  スポーツ報知によれば、また日系を主人公にした映画が日本で製作される。前回は日系ブラジル二世を主人公にした小説『ワイルド・ソウル』の映画化だったが、今度はアメリカ犯罪史上に残る日系マフィア、ケン・エトー(享年八十四歳)の波乱の一生を描くドキュメンタリーだという。「東京ジョー」の異名をとり、賭博家業に明け暮 ...

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2006年8月5日付け  さきの日本祭りで「生け花」と「茶道」のブースは、展示、実演の効果が半減どころでないほど恵まれていなかった。暗いほかに隣のブースの騒音があったからだ。生け花協会は「(借料が)無料でしたから」と小さい声。協会は、今週末、文協ビルで合同展。貴賓室にも展示する。貴賓室は、壁の色が以前と変わっていて、絵画展示なら ...

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2006年8月4日付け  援協の老人ホームには花の名を冠した「祭り」が年一回ずつある。運営資金獲得のためだ。花より食べものなどの「販売」が大事で、満開であろうがなかろうが、祭りは進められる。これは皆が許している。しかし、今週末のカルモ桜祭りは事情が別だ。主催者は「花」が売り物。今年は開花時期が異なるヒマラヤ桜と沖縄桜は見限り、一 ...

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2006年8月3日付け  南米の日系人に会いたい、と毎年やって来る中平マリコさんが帰国する。帰国にさきだち、ある婦人会の音楽通から〃勲章〃をもらった。「あなたのサンバはサンバになっている」と褒められたのだ。これは、日本人に対しては最高の褒め言葉だ。普通は、サンバのつもりで歌ったり踊ったりしていても「似て非なるもの」といわれる。も ...

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2006年8月2日付け  七六年の県費留学生研修生の同期会では、三十年前の写真をみんなで見入る姿があちこちで見られた。生まれて初めてのスキー場で撮った記念写真には、在りし日の青春の思い出が詰まっている。「こりゃ誰だ?」。哀しいかな、今では虫メガネを近づけて覗きこまないと写真に焦点が合わない。すでに孫が二人いる同期生もいるので無理 ...

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2006年8月1日付け  先日行われた「第四回YOSAKOIソーラン祭り」に参加した計十三のグループの中では若い踊り手が目立った。第一部の公演が終わり、次の演技まで控え室で睡眠をとるチームもいる中、突然、若い子たちが中心となって始めたのは「マツリダンス」。突拍子もなく、しかも高音量で鳴り響く日本のPOPミュージックに〃怒る〃保護 ...

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2006年7月29日付け  「犯罪人引き渡し条約の締結」「代理処罰制度の確立」―を求めた署名獲得運動。さきの日本祭りでは異質ともいえるブースだった。最も広い意味での身内(ブラジル人)が日本で犯罪をおかし、逃げ帰って来る。身内を大切にするブラジル人が、運動の趣意を静かに読み、是々非々をしっかりわきまえ、署名に応じた。下世話でいえば ...

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