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5月25日(水)  開校からわずか十数年で接収されてしまった旧サントス日本語学校。当時の写真に写る子供たちがその後どのような道のりを歩んだろうか、と想像する。この返還問題、今までと少し状況が異なるのは、二、三世を含めた日系社会全体で取り組もうとしていることだろう。奇しくも今年、日本では戦後六十年を迎える。今も残る戦後処理問題、そ ...

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5月24日(火)  国営ブラジル通信は大統領訪日を前に、在日ブラジル人学校を巡る状況をこう伝える。「浜松市のブラジル人コミュニティを支援する比嘉エヴァリスト神父は、ブラジル人学校の多くは商業目的で運営されており、その幾つかは教師のレベルなどに関して実に脆弱な体制しかないと言う。これらの学校のおかげで日本の中にブラジル人〃ゲットー ...

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5月21日(土)  社会復帰センター、やすらぎホーム(グアルーリョス市)の近くで、このほど殺人事件が相次いで発生した。現場が職員の通勤路だったため、関係者に不安が広がっている。小野活人ホーム長によると、麻薬取引が原因。警察によるパトロールが、強化されている。麻薬密売人が、同ホームの敷地内に逃げ込んでくる恐れがあるらしい。防犯のた ...

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5月20日(金)  大統領訪日に合わせて訪日する企業家の青木智栄子さん(ホテル・ブルーツリー・グループ社長)が、焦点の対日輸出拡大に向け、キーパーパーソンになりそうだ。ブラジル有力紙は「チエコは日本で大変知られた存在」とし、ソニーの創立者・故盛田昭夫とも交友があったと報道。「小さい頃に近所に住んでいた」(青木さん)との談話を伝え ...

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5月19日(木)  瑞穂植民地(サンベルナルド・ド・カンポ市)の入植七十周年祭が十五日にあった。ある来賓者によると、サンパウロ総領事館や文協の代表者らが訪れ、式典は賑やかだった。ただ、どちらかと言えば内輪の行事にとどっまっていたよう。「七〇年代には、勢いがあったんですけど」と、この男性。かつては養鶏の村として栄え、技術がバルゼア ...

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5月18日(水)  コロニアの行事での乾杯の音頭。やはり、一頭地を抜いているのが、援協の和井武一名誉会長だろう。亀の甲より年の功。笑いを誘い、和やかな雰囲気を醸す名人だ。十六日に開かれた総領事夫妻の送別会では、喉の調子が悪いと辞退、酒井清一会長がピンチヒッターを務めたが、これがなかなか。話す内容というより、タイミングや表情、動作 ...

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5月17日(火)  かつてバタタの産地として知れた町の人の話。中央とのつながりを持つ顔役が不在とあって、各種リッファの購入を求められても協力するのは一割程度に押さえているそうだ。先の文協選挙で、上原、谷陣営から投票の要請が文書できた。結局は、棄権した。この町には、約二百五十家族が居住している。積極的な働きかけがなければ、百周年の ...

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5月14日(土)  富山県人会は来る十月、創立四十五周年、富山県・サンパウロ州友好提携二十周年を祝う記念式典を行う。母県も力を入れるようで、すでに「記念行事を開催したい」と言ってきている。イベントに見込まれる経費は四万二千レアル。友好協定記念行事についていえば、県は応分の予算を組んでいるだろう。だからといって、県人会としても全面 ...

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5月13日(金)  来る六月はフェスタ・ジュニーナの季節。各地の日本語学校は親睦のため生徒およびその家族ぐるみのフェスタをするのが習慣というか、常識。サウーデ文協日本語学校は、この時期、あえてフェスタを取りやめ、ややもすれば希薄になりがちな「日本文化の存在」を確たるものにするための文化祭をやるとか。美味しいものを体験させて盆踊り ...

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5月12日(木)  チエテ移住地の郷土会が毎年九月に、サンパウロ市で開かれている。一昨年は入植七十五周年とあって、貸しきりバス数台で〃里帰り〃。会の健在ぶりを見せつけた。三十年以上の歴史を誇るとは言え、時代の流れか、参加者は当初の四百人から百五十人に減った。次に〃帰郷〃するのは、入植八十周年の二〇〇八年。移民百周年とも重なり、盛 ...

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