ブラジル政府は米国、カナダ、オーストラリア、日本に対し、ビザ取得の簡素化として「E―visaシステム」(電子査証発給制度)の導入を発表した。観光・通過・商用ビザに適用される。このシステムによって日本人へのビザ発給の受付が開始されるのは来年1月22日からの予定。申請(発行)に掛かる手数料は40米ドル、ビザ有効期限は最長2年間。こ ...
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日伯文化連盟(アリアンサ、大城幸雄理事長)のピニェイロス文化センター(Rua Deputado Lacerda Franco, 328)で9日正午からピアニストのファビオ・カラムル氏のコンサートが行われる。入場無料だが申し込みが必要。日本移民110周年でもある来年の4月15日、CDアルバム「EcoMusica: Birds i ...
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俳誌『朝蔭』457号が11月に刊行された。《古海苔を浸して佃煮作るかな》(壇正子)。そういえば、台所の引出しの奥に一昨年もらった海苔が…。《諍いしことも懐かし墓洗う》(湯田南山子)、《愛されて今も惜まる墓洗ふ》(菊地信子)も考えさせられる作品。やはり、墓を見れば生前の人徳が偲ばれるようだ。茶畑での仕事を終えて帰宅した母からほの ...
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山形県人会の青年会は来年1月から月に1回程度、ポ語学習者を対象にした勉強会の開催を計画している。駐在員家族などサンパウロ市に来たばかりでポ語に不慣れな人々を集めて、青年会会員、日語学習者がポ語の日常会話を教えるもの。教科書に載らない俗語表現を学び、すばやいやり取りの会話に慣れられそう。有山さんは「これも会員を増加させるための活 ...
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大門千夏さん(本名は田村三千代、76、広島県)の自伝『どこから来たの』(今年5月刊行)を、本日から6面下の小説欄に掲載開始する。本紙「樹海」コラム11月7日付けでも《型破りな移民女性の爽やかな生きざま》として紹介、今年の「にっけい文芸賞」に見事輝いた作品だ。女性特有の細やかな情感をちりばめつつ、強い意思で異国での人生を切り開い ...
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留学生の会実行委員代表の明慶さんによると、ブラジルに留学している学生は現在約50人。留学生の会への参加者も前回は42人だったが、リオ五輪など国際的大イベントが終わったこともあり、今回は31人だった。留学生はおよそ1年間で帰国するため、社会人らが通年的なサポートを行っている。明慶さん自身も来月帰国予定だが、今後留学してくる学生の ...
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「ブラジル岐阜県人会便り」314号が10月に発行された。巻頭には日比野健一会計理事による、世界的なベストセラー、新渡戸稲造の『武士道』を日本の道徳教育の教材に受け入れたらどうかとの興味深い提言。理事会議事録では「岐阜県人ブラジル移住105周年、県人会創立80周年」の日付が来年2018年7月29日(日)に決まったとの報告。母県側 ...
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ぶらじる川柳社(荒井花生主幹)の柳誌『ぶらじる川柳』215号が11月に発行された。《臭い金鷹が集まるブラジリア》(島田喜久枝)に納得。鷹というより、むしろ「ハゲタカ」か。地震、台風が次々と日本を襲う様子を詠んだ《天災の多き故国よ胸痛し》(栄森さかえ)にも共感。つらかった初期の移住生活を超えて、経済的な安定や子孫の繁栄を達成した ...
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文学小冊子『Fronteira』5号が11月に刊行され、全54頁が「松井太郎追悼集」になっている。小野寺郁子さん、伊那宏さんの追悼文に加え、京都の国際日本文化研究センターの細川周平教授が毎日新聞に掲載した松井さんに関する評論、その細川さんと西成彦立命館大学教授によるブラジル文学座談会(文芸誌『すばる』2008年8月号)記事など ...
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日本ブラジル中央協会(大前孝雄会長、在東京都)の機関紙『ブラジル特報』1641号が11月に刊行された。《追悼:松井太郎さん/ブラジル日系文学屈指のストーリーテラー作家の死》(岸和田仁編集人)の追悼文が俊逸だ。《「ジュアゼイロの聖者」は、マノエル・デ・アルメイダ・フィリョの原作コルデル冊子本の翻訳であるが、口承韻文できれいに韻を ...
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