ニッケイ新聞 2009年9月10日付け 先月末に開催された世界剣道選手権大会では、ブラジル勢の活躍が目立った。代表二十人のうち、三人がサンタ・カタリーナ州ラーモス移住地の出身者だ。 一九七一年に入植した尾中弘孝さんを中心に、七三年に剣道部を発足。手作りで建てた剣道場で子弟達を鍛え、国内外の大会で好成績をおさめるようになった。 ...
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ニッケイ新聞 2009年9月9日付け 県人会独自で移民百周年を祝った沖縄県人会。国内外から三千人が参集した式典から一年が経ち、先日、記念事業として建設が進められてきた移民資料館が落成した。 同会では祝祭典に終わらず、写真集や記念史ポ語版の出版など、歴史を伝える事業も進める。中でも最大のものがこの資料館だろう。 笠戸丸移民の ...
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ニッケイ新聞 2009年9月5日付け 「飲んでいかんかぁ?」との誘いに、「仕事中なので…」と横に振った手が、思わず伸びた。 大酒飲みに見えなくもない―東京農業大学OBの下條昭弘さんに差し出されたのは、「カムカムドリンク」。ペルー在住の後輩鈴木孝幸さんが、母校と手を組み、日本で販売しているものだ。 ビタミンC豊富な熱帯果実「 ...
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ニッケイ新聞 2009年9月4日付け 五十年は金、五十五年はエメラルド、六十年はダイヤモンド、七五年はプラチナ―。ご存知、結婚記念日の数え方だ。 ミナス州イタジュバ市在住の河合五十一(97、愛知)、シヅコさん(86、熊本)夫妻が結婚七十周年を迎える。 一九四〇年にモジで結婚。「現在、孫は十人、ひ孫は二人です!」と五十一さん ...
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ニッケイ新聞 2009年9月3日付け ―勝負は勝ってこそ。そう感じた第十四回世界剣道選手権大会だった。日本チームは男女共に、個人、団体で優勝。力の違いを世界に見せつけた。 前回大会で、男子団体は優勝を逃したことから、余計に注目を集めた。前日の記者会見では国際剣道連盟の武安義光会長が「歴史的な汚点」とまで述べた。 同氏の立場 ...
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ニッケイ新聞 2009年9月2日付け 民主党の圧勝、政権交代へと進んだ衆院選。戦後ほぼ一貫して自民中心の政権との関わりだったブラジル日系社会にとっても、未知の世界が広がっている。 ルーラ大統領との首脳交流に踏み切った小泉元首相から麻生首相まで、日伯関係はこの数年で大きな進展を遂げた。 そして今、デジタルTV、高速鉄道など日 ...
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ニッケイ新聞 2009年9月1日付け ブラジルに来て空手を始めた記者。言葉ができなくても日本語であいさつし、技の名を覚える生徒達にはいつも感心する。 世界中で約五千万人が帯を締め、柔道と並び最も普及した日本の武道、空手。元々は薩摩藩の禁武政策が取られた琉球王朝時代の沖縄で、護身術として発達したものだ。 先日沖縄県人会館で、 ...
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ニッケイ新聞 2009年8月29日付け 四年がかりで、農業の山本喜誉司賞記念史が完成した。編集開始直後に資料が焼却されていたことが発覚―予想を超える労力と時間を費やした。それでも「後世に残す」使命を貫き、日ポ両国語にした。編纂委員の喜びはひとしおだ。 今年入植八十周年のアマゾン地域の受賞者では「ジュートの父」尾山良太の名も。 ...
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ニッケイ新聞 2009年8月28日付け 南大河州というとドイツ移民のイメージが強いが、日本移民は戦後に入植、集団地もある。 〇六年に入植五十周年祭を取材。失礼ながら、意外に大きな祭典だった。小さなコロニアだけにまとまりがあるのかと思っていたのだがー。 援協と文協が真っ向から対立、日本語モデル校の存続問題に発展している(本紙 ...
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ニッケイ新聞 2009年8月27日付け 宮崎県人会六十周年式典には、母県から元タレントの東国原英夫知事が来伯。野次馬根性が先に立つ取材となったが、知事という硬いイメージは見事に打ち砕かれた。 知事挨拶の際、名前を呼ばれ「はい」、と元気よく返事をする姿や、独特の宮崎弁での挨拶には親近感を覚えた。 内容を確認する為、「知事、原 ...
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