ニッケイ新聞 2009年6月24日付け パラナ州ロンドリーナに取材で訪れ、二十一日にあった同地文協主催の「移民先亡者慰霊祭」に参加した。 約三百人が出席。百一年目を迎えてなお、盛大に先駆者を偲んでいることに感銘を受けた。 昼食会の際、割り箸袋の裏に箸の使い方の説明が載っているのに気が付いた。 ある出席者は、「昔、ガイジン ...
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ニッケイ新聞 2009年6月23日付け 移民百一周年となる「移民の日」。文協での追悼法要を訪れると、一階席が半分以上埋まるほどの人が来ていた。 会場で会った知人は、「思ったより来ているじゃないか」と話す。記者もそう思った。百周年の反動で出席が減るかとも思ったが、新年祝賀会と並んでこの日だけは、頑固に守られている。 皆が当た ...
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ニッケイ新聞 2009年6月20日付け ブラジル中西部日伯協会連合会の六月の会報で、非日系人のサーラ・マウアさんの日本語の作文が紹介されていて、興味深く読んだ。 スペインから移民した曾祖父母と、レバノンから第二次大戦中に移ってきたユダヤ人の祖父母を持つ、と自分のルーツを辿っている。 二つの国と縁があり、日本語を学ぶブラジル ...
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ニッケイ新聞 2009年6月19日付け シャムの轍を踏むなかれ―とコロニアの将来を危惧する言葉を移民一世からときおり聞く。十五世紀にシャム国(タイ)に渡った山田長政の故事を引いているのだが―。 最近タイを旅行した知人から貰ったタイ日本人会の「入会のしおり」を見て、唸った。 駐在員家族を中心に約八千人の会員を持つ海外最大級の ...
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ニッケイ新聞 2009年6月18日付け 肌寒さを一段と感じた日曜日、文協大講堂で行われたカラオケ指導協会主催の『全カラまつり』に取材で訪れた。 日本の本部から十二人の会員が来伯したが本戦には参加しなかった。というのも、「折角日本から来たが、入賞できるか分らない」(関係者)ほどブラジルの会員のレベルは高いからだとか。実際、日本 ...
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ニッケイ新聞 2009年6月17日付け 二〇〇七年度パラナ州日本語弁論大会で友人の応援に駆けつけた時のこと。今でもある少女のスピーチが忘れられない。 初めて日本の親戚を訪ねた彼女の家族に対し、その親戚は「ブラジル人には会いたくない」と面会を拒んだという。 彼女は「五世が誕生する今の時代まで私たちはブラジルでがんばってきた、 ...
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ニッケイ新聞 2009年6月16日付け 都道府県の海外視察における公費支出への批判が、今度は岩手県で起こった。それも昨年のブラジル県人会五十周年に関するものだという。 毎日新聞によれば、県議五人は伯・亜・米国の視察でイグアスの滝やブエノスアイレスなどを訪問。市民団体が、議会制度事情調査やCO2削減に関する調査という視察予定が ...
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ニッケイ新聞 2009年6月13日付け 聖体祭の十一日、サンパウロ市セントロのアニャンガバウ広場を通りがかると、ゲイ・パレードの関連祭に遭遇。ゲイのオープンさもさることながら、ヤキソバを売るバラッカの多さに目を奪われた。 日頃、日系イベントばかりに足を運ぶため、寿司、天ぷら、手巻き、どら焼き、ありとあらゆる日本食には慣れてい ...
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ニッケイ新聞 2009年6月11日付け 電池は百~五百年―海中に投棄されてから自然に分解されるまでの時間だ。実物の乾電池と共に展示されてあり、ペットボトル、ビンは百年とある。 今年「環境」がテーマというロベルト・ノリオ学園のフェスタ・ジュニーナの会場内には、多くの環境問題に関しての展示が。山内和子学園長に聞くと、「子供が自ら ...
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ニッケイ新聞 2009年6月10日付け 先日取材の帰りにリベルダーデを歩いていると、道端に立つ知人を見かけた。バスを待ちながら、初対面の隣の婦人と話しているのだった。 日本語なのでてっきり日系の人だと思っていると、台湾出身で、生まれたのは日本。戦後親たちと中国の大陸へ渡り、何十年かを過ごしてようやく日本へ。そしてブラジルへ来 ...
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