ニッケイ新聞 2009年4月24日付け 文協選挙討論会終了後に参加者の感想(本日付け九面)を聞いたところ、ほとんどが小川彰夫氏優勢と見たようだ。 木多喜八郎氏は明らかに誰かの書いた原稿を棒読み、選挙に対する覇気を感じさせなかったことは否めない。 しかし、「小川氏の方が進行内容を知っており、不公平」と氏が関係者に漏らしたとか ...
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ニッケイ新聞 2009年4月23日付け 久しぶりに本棚を整理していて、言語学関係の本を手にとった。 思わず読み始めたのは一般向け新書。言葉が人間の世界認識の方法を決めると書かれた文に、目を開かされた。 水、氷、ゆげなど、日本語では同じ物質も形態毎に呼び名が変わるが、英語やポ語では水とお湯のような温度差を言い分けない、日本と ...
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ニッケイ新聞 2009年4月21日付け 先日、前を見ずに歩いていたら、すれ違い様買い物袋を抱えた主婦にぶつかってしまった。 思わず「ごめんなさい」とつぶやく私に相手は「nao pega!(盗らないで)」と叫んだ。唖然としてしまった。 最初こそ憤慨したが、冷静に考えてみると単に意識の差があるだけなのだ。治安の良い日本では、ぶ ...
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ニッケイ新聞 2009年4月18日付け 赤いエプロンといえば農協婦人部連合会(ADESC)。感心するのは無添加手作りの味噌や饅頭だけじゃなく、いつも元気な女性パワーだ。 先月一泊二日で開催された農業婦人大会の席。聞けば、仕事量のわりには合わない儲けの人もいたので驚いたが、「誰にも頼らずに、孫にちょっとしたものを買ってあげられ ...
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ニッケイ新聞 2009年4月17日付け 今月二十五日にある文協会長選挙は、体制派と小川・谷連合一騎打ちの形となった。 本紙は両候補の公約を聞く機会を作ろうと、サンパウロ新聞と共催で公開討論会を企画した。 当初は地方からの出席も考慮し、十八日(土)に設定、日本語とポルトガル語に分けての開催を予定していた。 しかし、一度は出 ...
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ニッケイ新聞 2009年4月16日付け 十四日付エスタード紙によれば、米国人の実父とブラジルの継父との間で養育権が争われている八歳の少年S君(本紙三月十三日既報)は、三月三日にブラジルに残りたいと意思表示をしていたという。 一方、同日のG1サイトに、十六年間日本に不法滞在のフィリピン人夫妻が強制送還されたが、日本生まれで日本 ...
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ニッケイ新聞 2009年4月15日付け 広島の神楽、徳島の阿波踊り、鳥取の傘踊りなど、ここブラジルで今も盛んに行なわれている郷土芸能は多い。 中でも数の多さから言えば、やはり沖縄が際立つ。県費留学生OBが演出した舞台に一千人以上が詰め掛け、先日十周年公演を行なった琉球國祭り太鼓も二千五百人の会場を埋める人気を見せた。一世が持 ...
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ニッケイ新聞 2009年4月14日付け 加熱する日本のアニメ・マンガ・音楽ブーム。ブラジル式「オタク文化」さえある。これをきっかけに日本語自体に興味を示す非日系人も増えており、語学への入り口が増えた点に肯定的な見方もある。 しかし、この方面から日本語に親しむ彼らは、キャラクターの独特な言葉使いを真似したがる。 具体的には、 ...
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ニッケイ新聞 2009年4月10日付け 日本から来た人に四十七都道府県の全県人会がブラジルにあることを伝えると、「全部ですか?」と目を丸くする。 感心する人もいれば、「県人会というのは…」と会の主旨や成り立ちを理解していない人も。 来伯前は、記者も言葉だけの知識でしかなかったし、交通や情報網が発達した日本では、県人会活動は ...
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ニッケイ新聞 2009年4月9日付け 六日にイタリアを襲った地震は、ここ三十年で最大。遺跡も含む多くの建物倒壊、死者二百人超、再度の揺れなど、報道を聞く度に胸が痛む。 六日のサイトでは、ブラジル在住のイタリア人達が本国と連絡をとろうとしている、との見出しも目に飛び込んだ。 イタリア在住のブラジル人を案ずる人と、祖国の親族を ...
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