ニッケイ新聞 2009年3月25日付け 去る日曜日に行なわれた斉藤悟琉舞道場の公演「絆」を訪れた。三回目の発表会にして千数百人が詰めかける人気。どこで情報を得たのか非日系の来場者も多く、知名度の高さを伺わせた。 県費留学生として沖縄で琉球舞踊を学び、帰国後に現在の道場を開いた斉藤代表。現在の門下生は二十四人、県系二世、三世の ...
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ニッケイ新聞 2009年3月24日付け リベルダーデの日本食スーパーに並ぶあんぱん。他のパンに埋もれて目立たぬ存在なので、気づかずにいたのだが、見つけた時にはただならぬ懐かしさを感じた。 数えてみると、およそ八社も販売している。香り高いあんぱんは、ブラジルでもファンが多いらしい。 初めて持ち上げた時はずしりと重く、「これが ...
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ニッケイ新聞 2009年3月21日付け 援協が建設を進める福祉センターの募金銀行口座へ、今週十七日に五万レアルもの大金が匿名で振り込まれた。この匿名の男性は「私も年老いてきて、何か社会のために尽くしたいと思った」と語っていたそうだ。 寄付という形の期待や応援がコロニアから届き、良い意味で「援協の責任が重くなってゆく」と森口イ ...
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ニッケイ新聞 2009年3月20日付け ブラジリアであった領事当局間協議。領事局長が訪伯、説明したこともあり、ブラジル代表者は「在留ブラジル人に施策を講じた国は日本だけ」と高く評価したという。 ハローワークの外国人相談員の増員や日本語教育が主だが、あくまで短期間。日本人でも苦しい状況だけに、国民感情を考えれば、対応の難しさが ...
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ニッケイ新聞 2009年3月19日付け サンパウロ州立病院の一つが、〇八年の合法的な中絶四七件中四〇%は一八歳以下の女児が強姦されて妊娠したもので、加害者の九〇%は、父親、おじ、家族と交流のある友人などの身近な人と発表。 全国では、一〇~一四歳女児の中絶が〇七~〇八年に一二二%も増加。他の年齢層では五八・二%の増加というから ...
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ニッケイ新聞 2009年3月18日付け 浜松で行なわれた在日ブラジル人の実態調査(本日付け七ページ)。六割が失業か、という結果は衝撃的だ。 回答者は約二万人といわれる在住人口の一割、二千人以上。家族を加えれば、かなり多くの声が反映されているだろう。それはまた、彼らが置かれた現状の厳しさを表わしているとも言える。 地元のブラ ...
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ニッケイ新聞 2009年3月17日付け 日本に連絡をしようとも困難だった一昔前、幼い子供を抱えて外出するのもままならず、日本に手紙一つを出すのも苦労したという花嫁移民や、日本に手紙なんか送ったこともないと開き直っている老人もいて、それはそれで胸を打たれる。 現在、日本に家族がデカセギに行っているという人の中には、毎日のように ...
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ニッケイ新聞 2009年3月14日付け 七月に落成式を控える福祉センターの建設募金活動中のサンパウロ日伯援護協会だが、少々てこずっているようだ。 企業・商社、宗教団体、県人会、各地文協など、役員らが地道に訪問しているが、何せこの不況真っ只中、特に企業や商社の反応がかんばしくないと関係者が洩らすのも無理はない。 十一日は各日 ...
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ニッケイ新聞 2009年3月13日付け ブラジル被爆者平和協会の森田隆さん(85)がピースボートに招待され、各地で被爆証言をしながら、約四カ月の世界一周の船旅を行った。 八百人中の乗船者のうち、一〇三人が被爆者だったというが、森田さんが最高齢。 「移民船とは全く違う」。クルージングだけあって船内の生活環境は頗る快適だったと ...
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ニッケイ新聞 2009年3月12日付け 精神的無国籍者という言葉がある。戸籍上の国籍はあるが、自分が何人かの確信がない。国外生活経験者や複数言語併用者にも見られる現象だ。 六日付け本紙の樹海にもあるように、複数言語併用者は、言語運用能力や知識面などで中途半端になる危険性もある。 これは、各言語や知識習得にかける時間が分割さ ...
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