ニッケイ新聞 2009年2月10日付け 私立大学の医学部の卒業式に出掛ける機会があった。しかも第一期生ときたので、それはもう特別だろう。 式は大学の講堂で行なわれた。客席はほぼ満員。激しい音楽が鳴り響く中、卒業生は一人ずつ博士帽を被り、客席から歌手かモデルかと言わんばかりに颯爽と登場。会場の様子も大きなスクリーンに映し出され ...
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ニッケイ新聞 2009年2月7日付け NHKで一月に放送されたドキュメンタリー「わたしには夢がある~日系ブラジル人 若者たちの格闘」を見た。日本で人格形成をし、夢が持てない環境から抜け出そうとするデカセギ子弟の人生が映し出されていた。 「うちらは単純労働者として生きてゆくしかない」と言い切る青年や、自信が持てず高校受験を一度 ...
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ニッケイ新聞 2009年2月6日付け 前回の選挙を含め、六回開催された評議員会への出席状況リスト(二年任期評議員分)を本日七面に掲載した。 土曜日の午前に行われる会議に出席する評議員には頭が下がるが、昼前にちょっと顔を出すだけ、サインだけして途中で帰る評議員もいることを指摘しておきたい。 オーリャ子も取材の関係で全てのー記 ...
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ニッケイ新聞 2009年2月5日付け 電話に出ても無言のまま切る―悪戯電話の典型だが、こちらがイライラする様子を笑い飛ばす例や、真夜中の電話、コレクトコールでの悪戯も。 頭に来るのはもちろんだが、これが個人レベルでの悪戯だけでは終らないところが恐い。 四日朝のニュースによると、SAMU(救急車)呼び出しの192にかかる悪戯 ...
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ニッケイ新聞 2009年2月4日付け 南米日系農協連絡協議会が、改めて動き出そうとしている。 発足から四年、「まだあったのか」との声が聞こえるほどその名を耳にする機会は少なかったが、日本側から支援を受け、これまでなかった会長を据えるなど気運の高まりも感じさせる。 コチア、南伯産組なき後、日系農協を横につなぐ役割を果たし得る ...
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ニッケイ新聞 2009年2月3日付け 小さい頃、祖母が作る自家製みそが好きだった。味は市販品の方が改良され旨味に富んでいるが、子供ながらも、これが家族の幸せの象徴のように思っていた。 それがある日、市販のものへと変わってしまった。理由は祖母が体力的に限界を感じたため。家族の危機を感じた私は、祖母の家に泊まりこんでみそ作りを手 ...
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ニッケイ新聞 2009年1月31日付け 先日、取材でパラナ州ロンドリーナへ。鳥居、すずらん灯が存在感を放つ「中川トミ広場」が堂々と出迎えてくれた。ここは日本人の街と言わんばかりだ。 夜は、赤いすずらん灯がオレンジ色の光を放ち、ベンチに腰掛けたカップルが寄り添う姿や、公園を歩く人の姿。 同州の百周年記念事業で唯一、六月までに完 ...
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ニッケイ新聞 2009年1月30日付け 今年も県人会の総会シーズンが始まった。いくつかを訪ねてみて、百周年が終わって「やれやれ」という雰囲気も感じるが、やはり大切なのはこれから先をどうするか、ということだろう。 世代交代もその一つではあるが、会によってはこちらもそう単純ではないようだ。 先日の岩手県人会では、五期務めた会長 ...
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ニッケイ新聞 2009年1月29日付け 大学入試の結果などを見ると、受験生だった娘には、結果以前にその努力を誉めてやろうと思ったことなどを思い出す。 と同時に、知識や情報集積に偏らず、先人の知恵や生き様に学ぶことの大切さも思う。 世に言う学歴は無くとも皆が感服する知恵者もいれば、知識はあっても知恵は無く、人としての薄っぺら ...
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ニッケイ新聞 2009年1月28日付け 拝啓 上原幸啓文協会長様。取りも直さずーという言葉の意味をご存知のうえで、挨拶に使われているのでしょうか。 知らずに使っておられるのを知ったうえで、あえて書きます。 定型かつ慇懃な日本語で書かれた挨拶文を得々と読まれるのは大変結構、〃裸の王様〃然と見えているのはさておき、聞いている人 ...
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