ニッケイ新聞 2008年11月11日付け 金融危機で社会的弱者のデカセギたちが真っ先に被害を受けている。工場で働いているデカセギなどの派遣社員たちが生産縮小に合わせて解雇され、現在再就職も難しい状況だという。デカセギ向けに商売をしている会社やレストランも経営難に追いやられているようだ。 日本のある工場はブラジル人労働者の代わ ...
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ニッケイ新聞 2008年11月8日付け 先日、日本のあるコラムで、中国人記者が外国人選手の名前を漢字に置き換えるのに苦労していたとのエピソードを読み、興味深く感じた。 私も同じ体験をした、というわけではないが、三日前、サンパウロ市内の洋服店で買い物した際、若いブラジル人店員が、自分の名前を漢字にして欲しいとしきりに頼んできた ...
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ニッケイ新聞 2008年11月7日付け 「当時、全学連など学生が日本のことばかり考えていたとき、我々は海外のことを考えていた」 学移連創立五十周年祝賀会でのあいさつの一コマだ。群れることを嫌い、一匹狼タイプが多いのだろうか、学移連OB会もブラジル内で活躍する出身者の数を把握していないようだ。 ともあれ、かつて海外雄飛の志を ...
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ニッケイ新聞 2008年11月6日付け 先月十四日から今月九日までサンパウロ美術館(MASP)で行われている毎日書道会の「現代日本の書代表作家サンパウロ展」。一見の価値ありと思い足を運んだ。 展示作品の大半は日本の著名人が書いたもので、日本でもなかなか見る機会がない貴重な作品だ。ただ、日曜日にも関わらず来場者が少なく、書道の ...
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ニッケイ新聞 2008年11月5日付け 現在も日本でくすぶっている、いわゆる「消えた年金」問題。ブラジルで受給している人にとっては他人事ではないだろう。先日編集部に電話してきた一世女性も、怒っていた。問題そのものというより、日本側の対応に、だ。 日本の相談窓口に四度も電話したが全て録音メッセージのみ。こうなれば、と三十分以上 ...
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ニッケイ新聞 2008年11月4日付け 先日、リベルダーデの中国系食品店で買い物したときのこと。店員の中国人女性が、中国人客に対して三レアルの品物を「三(サン)クアイ」と表現していることに気づき、驚いた。 クアイとは、中国の通貨「元(ユエン)」を日常会話で表現する時につかう言葉。「セッチ(七)レアイス」ならば、彼らは「チー( ...
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ニッケイ新聞 2008年11月1日付け ブラジルの写生俳句の草分け、佐藤念腹氏が亡くなってから三十年。先月行われた念腹忌俳句大会で委員長を務めた直弟子の栢野桂山さん(90)は「最近の俳句は二十年前に比べると落ちるね」と笑って言っていたが、俳句に対する「真剣みが違うから」という。 十一歳で渡伯しコーヒー農園で働き通しの毎日で、 ...
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ニッケイ新聞 2008年10月31日付け 広島の上空で原爆の強烈な閃光を意味する「ピカッ」の文字を煙で表現した東京の芸術家集団が被爆団体の苦情を受け、謝罪した。 怒りどころか失笑ものだ。苦情は想定できただろう。謝罪するなら最初からやるなと言いたい。表現活動なら、理論武装し、世に問うべきだ。 中国新聞によれば、市美術館の学芸 ...
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ニッケイ新聞 2008年10月30日付け 三十六年続いた宮城県の敬老祝い金制度がついに終わりを迎えた。ブラジルにある四十七都道府県人会の中で初期の頃から始められ、一番長く続いた敬老祝い金制度だろう。 宮城県による同県出身高齢者への祝い金は計約二億円、この他、里帰り制度として一九八〇年から二〇〇〇年までの二十一年間、移住した人 ...
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ニッケイ新聞 2008年10月29日付け 一年を通じて、あちこちで植民地出身者の集いが開かれている。チエテやアリアンサなど大きな所と並んで、毎回百人前後が集まるジャクチンガ植民地の集いもその一つだ。今は牧場となり、往時の植民者はいないが、集いは今もサンパウロ市で続く。 外から移った人もいれば、同地生まれの人もいる。中には一度 ...
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