ニッケイ新聞 2008年10月14日付け 先月、元戦後移民で、静岡県静岡市在住の谷川克己さん(不動産会社経営)が十八年ぶりにブラジルを訪れ、援協に三千ドルをこっそりと寄付していった。 援協関係者によれば、谷川さんは力行会を通じて移住。コチア組合で働き、タクシー運転手をしていたという。六七年に帰国。日本での事業がうまくいったた ...
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ニッケイ新聞 2008年10月11日付け 「日本へ一メートル近く葬られ」という川柳には、生活の中でふと思いつく移民ならでは想いが見事に表現され、壮絶なまでの郷愁や切なさを感じさせる。 細川周平教授(国際日本文化研究センター)は「悲嘆の極地にあって、作者はふとこのようなおかしみを感じた。悲しすぎて口元が勝手に笑えてしまうような ...
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ニッケイ新聞 2008年10月10日付け 日本の暦でいうと、今日は「体育の日」。一九六四年の東京五輪開会式があった日を記念、六六年に制定されている。 祝日ではないが、コロニアでいうとプロミッソンの「運動会の日」がこれに当たるだろう。 一九二八年八月三十一日に入植十年を記念し、現上塚周平公園で初めて開かれた全伯日系陸上競技大 ...
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ニッケイ新聞 2008年10月9日付け 日伯間定期便就航三十周年と移民百周年を記念して行われた日本航空(JAL)の遊覧飛行。約二百人が搭乗し、サンパウロ市からリオ、サントス上空を通過して約一時間の空の旅を楽しんだ。 通常は雲の上を飛ぶが、地上が少しでも見られるようにとの配慮から雲の下を飛び、多くの人たちが眼下に広がる景色に食 ...
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ニッケイ新聞 2008年10月8日付け 全国統一地方選挙の投開票が五日行なわれ、七日にはおおかたの結果がでそろった。 サンパウロ市議は前回の四人から二人へ半減。その他にも移民・日系人と関わりの深い地方都市で現職の日系人市長・議員が落選したところもあった。もちろん現職・新人が当選しているところも多くあるから、一概に百周年〃逆〃 ...
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ニッケイ新聞 2008年10月7日付け 先日、サンパウロ州モジ市郊外のバス停にいたところ、バスケット選手のように大きな黒人系ブラジル人に因縁をつけられた。 「俺はここらのギャングの頭だ」と威圧的に言う大男。「おまえはどこから来た」と聞いてきた。危険を感じたオーリャ子は「ナオン・エンテンヂ」と返答。すると男はいきなり逆上した。 ...
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ニッケイ新聞 2008年10月4日付け 希望の家主催の「緑の祭典」が三十回目を迎えるにあたり、十一、十二の両日、サンパウロ市バラ・フンダ区で開催される。 今年で三年連続出演となる歌手ジャイール・ロドリゲスさんの公演も。 自宅に和室を持ち、訪日公演も多いジャイールさんの妻クロジーネさんは日系三世のメスチッサだが、「希望の家と ...
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ニッケイ新聞 2008年10月3日付け デカセギ訪日者に日本語や生活習慣などを教える「速成塾」。約一年間実施されてきた教師研修会が先月終了した。 主催の日本語センターとしては、一山越えたところだろうか。しかし、研修会を終えたばかりの十四人を除いた認定教師百八人のうち、現在速成塾の生徒を持つのはたった三十四人だという。 話を ...
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ニッケイ新聞 2008年10月2日付け 二日間で約一万五千人が訪れ、盛大に祝われた南大河州の百周年祭典。同州内の日系人口は約四千人と決して多くはないが、日本文化がしっかりと伝えられ、確固たる地位を築いていたように思えた。 初日の祭典では日系の来場者が多かったが、二日目にはマテ茶を片手に日本文化の展示を見学するガウーショたちの ...
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ニッケイ新聞 2008年10月1日付け 日本では衆議院の解散総選挙に関する報道が続いている。報道にある十一月上中旬の投開票が現実になれば、通算七度目の在外選挙となる。 昨年七月の参院選では在外公館以外の場所としては初めて、文協ビルで在聖総領事館管内の投票が行なわれ、九日間の投票期間中、連日約二百人が投票に訪れた。 予想され ...
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