ニッケイ新聞 2008年8月19日付け 毎週末夜リベルダーデ駅前。奇抜な格好をした若いブラジル人集団がたむろしている。コスプレマニアのほかに、男だが化粧し、黒く染めた前髪で顔を隠し、小さめの黒いTシャツとジーンズを着ている者が目立つ。 これはEMO(エモ)と呼ばれる若者。インターネットで調べてみると、九〇年以降、欧米を中心に ...
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ニッケイ新聞 2008年8月16日付け コパカバーナ・ビーチで美女からホッペにチューをされ満面の笑みのおじいちゃん。〝百二歳児〟こと曻地三郎さんが七月に出版した『曻地三郎博士・九十五歳からの青春グラフィックス』のカバー写真だ。 グラフィックとは、簡単に言えば写真や図の多い本。写真集とまでいかないが、百二歳のおじいちゃんの写真を ...
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ニッケイ新聞 2008年8月15日付け 親心、空気、仏様の慈悲―。自然にあると思い、その存在にも気が付かない。煩悩世界に生きる人間の性だろう。 凡夫記者にとって、リベルダーデのスナック酒場「つがる」がそれに近い。華やかかりし頃のコロニアを伝える数少ない一世の砦だ。 ここ最近、店の灯りが消えている。遂にまた一つ…。というわけ ...
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ニッケイ新聞 2008年8月14日付け 愛知県豊橋市とパラナ州パラナバイ市の両市長が立会いの元、七日にパラナバイ市役所で、両市の教育長が教育提携の書類に署名した。今回の教育提携によりそれぞれの市の教員が、現地の状況を知るための研修が受けられるようになった。 今回の教育提携を結んだ経緯には、豊橋市は静岡県との県境に位置しデカセ ...
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ニッケイ新聞 2008年8月13日付け 夏の甲子園で共に日系ブラジル人選手を擁する青森山田高と本庄一高が対戦した。ブラジル人選手が所属するチームの対戦は、初めての事だろう。 本庄一の二選手は高校からの留学生だが、青森山田の曲尾マイケ選手は五歳で訪日、日本で成長したブラジル人だ。 以前、日本人でも難関といわれる宅建に訪日八年 ...
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ニッケイ新聞 2008年8月12日付け 移民百周年記念行事も落ち着き、普段の様相に戻ったコロニア。今さらながらクドイと言われるかもしれないが、記念マスコット問題について。 これは、同協会が過去二年間、三回マスコットを公募しながら、応募者に対して選考結果を全く通知せず、著名なブラジル人マンガ家の作品を突然発表し、そのやり方に二 ...
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ニッケイ新聞 2008年8月9日付け 日語センターの速成塾研修会がスタートして一年が経過した。研修会は七回を数え、百十一人の先生が誕生した。これで速成塾ができる日語教師がほぼ全国に配置できたと丹羽事務局長は話す。 しかし一年で集まった生徒は僅か七十一人と寂しい数字。膨大な寄付金が企業や個人から集まり、デカセギ問題緩和を期待さ ...
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ニッケイ新聞 2008年8月8日付け 街に鳴り響くサイレンの音とセミの声を聞きながら、額の汗を拭う手を止め、黙祷する。 広島出身の記者にとって、時刻とかつての自分の姿が重なるのは唯一、毎年の八月六日午前八時十五分だ。 六十三年目の原爆忌を迎えた今、サンパウロ市モオカ区の移民博物館で「ヒロシマ・ナガサキ展」が開催されている。 ...
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ニッケイ新聞 2008年8月7日付け 夏の風物詩であり、高校球児の憧れの的である夏の甲子園大会。日系ブラジル人がプレーし、大活躍する姿が徐々に目立ってきている。 五日に行われた第九十回夏の高校野球大会では本庄一(北埼玉)と開星(島根)の一戦で、サヨナラホームランを放った日系ブラジル人の奥田ペドロ選手が多くのメディアの注目を集 ...
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ニッケイ新聞 2008年8月6日付け 沖縄県人会ビラ・カロン支部の創立五十周年記念誌が完成し、先日祝賀パーティーが催された。 五百二十数ページ。県人会支部の記念誌としてはかつてない規模だ。銀行などの支援があったとはいえ、やはり県系社会の力強さを感じさせる。 同地に沖縄県人が住み始めたのは戦後のこと。半世紀で国内最大の支部に ...
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