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オーリャ!

コラム オーリャ!

2007年8月28日付け  デカセギには「単純労働」とのイメージがある。日本語を覚えることもなく、何年経っても進歩がない…。だが昨今、デカセギと企業との関係が変わりつつあるのでは、と思える事例を耳にする。  今年の七月、長野県の佐久商工会議所からは、デカセギを技術者として受け入れたいと、視察のために坂川卓志副会頭が来伯したし、日 ...

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2007年8月25日付け  二十一日、援協総合診療所に衛生監督局の監査が入った。援協関係者はおそらく〃悪いニュース〃と思っているはずだ。  しかし、逆に今回の一件で援協は福祉センター建設の名分を得たように思う。なぜなら以前から「今なぜ大金をつかってセンターを建設するのか」という問いが方面から聞かれていたからだ。  福祉センターに ...

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2007年8月24日付け  消えた移住地は全伯で約二千を数えるといわれる。モジアナ線にあった東京植民地もその一つ。  一九一五年から、延べ約千五百家族が入植したが、現在同地に住む日系人は一人だけ。  まさに「兵どもが夢の跡」といえるモツーカの同植民地跡で来月一日、近隣グアタパラの文協が慰霊祭を催す。同文協の百周年事業として、記録 ...

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2007年8月23日付け  去る十九日(日)に文協の大講堂で行われた「日本人の心の歌」は大盛況な内に幕を閉じた。  一見すると観客のほとんどが、一世のお年寄りたち。様々な理由からこの広い大地に移民として来た方々だろう。母国日本の懐かしい歌を聞こうと、朝早くから場所取りに精を出していた。  何か特別な思い出でもあるかのように、手を ...

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2007年8月22日付け  麻生外務大臣が来聖した。現職外相の訪問ということになると、お付きの数といい、さすがに他の議員来伯とは違うものがある。  現職では九年ぶりの来伯。国会議員就任以前にブラジル滞在経験のある大臣ということでも、前回の小渕外相以来ではないか。  「日系人は宝」「善意の含み資産」と折に触れて発言する大臣。外相に ...

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2007年8月21日付け  毎月恒例の青葉祭りで入り口に陣取る野菜の数々。無農薬有機栽培で作られ、カッポンボニートから運ばれてくる。  「今は普通にやってたんじゃつぶれちゃうからね」と、売り手の宮田タカユキさんは満面の笑みで話した。二月の初出店時には車での行き来で十分だったが、今ではトラックでないと運べないほどに販売量が増えた。 ...

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2007年8月18日付け  先月三十日にコロニア最高齢の浅見重平さんが老衰のため百八歳で亡くなった。息子の亮さんによれば、重平さんは苦しむことなく眠ったように息を引き取ったそうだ。  重平さんは亡くなる一カ月前ほどからサンパウロ市の日系の病院に入院していた。食事は管でとっていたそうだが、最後は住み慣れたサンパウロ市アクリマソン地 ...

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2007年8月17日付け  毎年日本では、終戦記念日に戦争体験を含めて様々な報道がされるが今回、目に止まった記事があった。  「戦争はよくない、思いもよらない悲劇さえも生む」という趣旨なのだが、ブラジルの勝ち負け問題が取り上げられた。こう無理やりにひっかけては、思わぬ誤解を生むと思うのだが。  さて、ブラジル。広島に原爆が投下さ ...

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2007年8月16日付け  日本の夏の風物詩に数えられる高校野球。高校球児たちが、憧れの聖地甲子園球場を目指して熱戦を繰り広げ、誰もが檜舞台に立つことを夢見ている。  一昔前では、「カキーン!」という金属バット独特の音が球場中に響いていたのだが、最近は聞こえてこない。というのも、あの甲高い独特な音は球児たちの鼓膜に影響を与える可 ...

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2007年8月15日付け  機会あって、九十年以上前の日本移民を弔った位牌堂を訪ねた。アララクアラの西郊、街道にサンパウロ州の中心を示す錘状の塔が立つ、小さな町だ。  そのサンタコンスタンサ耕地に配耕された移民のほぼ半数が、二十歳未満の少年少女。取材で移民原簿を繰りながら、死者の中に学齢期に満たない幼児も多かったことを知り、胸を ...

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