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オーリャ!

コラム オーリャ!

2007年7月3日付け  「大会は大人の祭りじゃない。子供たちが頑張ってきたことを台無しにしちゃだめよ」。  盛大に行われた太鼓大会。来伯した日本太鼓連盟の塩見和子理事長の目は、真を見ていたように思う。  「バスで長時間揺られてきた上に、大人の都合で待たされた子供らは、本当の実力を出し切れないでしょう」。渡辺洋一指導員も「なかな ...

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2007年6月30日付け  あるイベント会場で取材をしていると、二十年前くらいの某日本プロ野球チームの帽子をかぶったおじさんが、観客席の隣合わせとなった人に声をかけた。  聞いていると、イベントの内容とは全く違う話をしていた。おじさんが「来年の夏、高校野球はどの学校が優勝するのかな」。質問された隣の人は「えっ!来年ですか」と驚い ...

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2007年6月29日付け  今月二十七日付けで移民の日特集を掲載した。  長編小説「輝ける碧き空の下で」の著者、北杜夫氏へのインタビュー、戦後にブラジルから送られた一通の手紙が結んだ家族の出会い、〃日本〃を受け継いでいこうとする安永一家、移民史料館の企画展など、どうお読みになっただろうか。  編集部でも話題になったのだが、北氏や ...

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2007年6月28日付け  なかなか同郷の人に会うことがなかったのだが、偶然にも取材先で初めて出会った。話が弾むにつれ、仲良くなり、自宅にお邪魔することに。  いきなり押しかけたのにもかかわらず、喜んで受け入れていただき、話題が絶えることなく数時間話し続けた。  その人は二十歳ぐらいで来伯し、農業や大工をしながら生活をしてきた。 ...

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2007年6月27日付け  今年もまた、日本移民の日が過ぎた。各地の慰霊、顕彰行事に加え、この時期に併せ行政レベルの百周年委員会が発足したところもある。百周年への準備が大詰めに入りつつあるように感じた。  例年以上の日伯メディアの扱いも、そうした空気を表しているように思える。この移民の日でどれだけ、ブラジル社会に日系移民九十九年 ...

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2007年6月26日付け  コロニア芸能祭に、歓喜と拍手の渦をもたらした、響ファミリー。コロニアで育ち、日本で華を咲かせた。コロニア仕込みといえる芸人の、まさに恩返しだった。  「踊れるだけでは駄目。他と違うことを―」と、明るいトークと軽い冗談が会場を沸かす。多くの人の心を惹きつけるコツは身につけている。  技術の向上を目指して ...

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2007年6月23日付け  先週、ローランジア市の移民センターで「パラナ州ブラジル日本移民九十九周年先没者慰霊祭」が行われた。  早めに現場に着き、同センターの移民資料館を見学していると、地元紙の記者二人も取材に来ていた。どこか見たことがある人たちだと思い、二人に近づくと、なんとも奇遇なことに、一人は、私の大学時代の先輩。もう一 ...

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2007年6月22日付け  先日、リオを訪れたさい、取材の合間を縫ってブラジル最大のファヴェーラ、ロッシーニャ訪問ツアーに参加した。  訪れた日はちょうど日曜日、フェイラも出ており、のんきに散策を楽しんだ。地元紙が三紙もあること、銀行があることは意外だった。  ふと思い出したのだが、ファヴェーラが舞台の銃撃戦シーンで、日系人が慌 ...

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2007年6月21日付け  今月十八日に文協で行われた「日本移民九十九周年記念開拓先亡者追悼法要」。どれぐらいの人が集まるのかと楽しみにしながら行ったのだが、大講堂には空席が目立ったように思えた。  関係者に話を聞いたところ、「毎年列席者はこれぐらい」という答えが返ってきた。会場を一見してみると、列席者のほとんどはお年寄り。   ...

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2007年6月20日付け  戦中に敵性資産として接収、昨年十二月に六十三年ぶりに日本人会の手に戻った旧サントス日本語学校。移民の日で半年振りに訪れた。これまで会館のなかった同会だが、新たな〃家〃に集う人たちの表情は、やはり楽しそうだ。  敷地内には新しい屋外屋根が建てられ、校舎内部の改修も始まった。「資金もないから、少しずつです ...

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