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オーリャ!

コラム オーリャ!

2007年5月17日付け  人類の坩堝はアメリカだという人が多くいるが、ブラジルほど人類融合が盛んな国はない。  取材などで日本文化に触れる機会が多い。しかし、いつも感じることは日本にいる時よりも何か違和感がある。そのわけはおそらく展示会場や文化紹介場を訪れている人たちを見ていると非日系人が多いこと。また、企画や実行している人た ...

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2007年5月16日付け  キナリーという植民地があった。西部アマゾンのまた西、アクレ州都リオブランコ郊外に作られた日本人植民地だ。五九年から十三家族が入植したが、当初の目的だったゴムは失敗、後続はなく、数年後にはそのほとんどが同地を離れた。  当時のリオブランコは人口二万人。ベレンまで船で四十日、それからアマゾン川を二カ月かけ ...

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2007年5月15日付け  秋も深まり、本格的な運動会シーズンが来た。毎週末、コロニアのどこかで運動会が開催されている。「日本でもこんな感じですか」。オザスコの運動会を訪れたときに二世の方に聞かれた。  鯉のぼりはないし、各家庭がお弁当を持参するため、婦人部の売店が一万食も売り上げたりはしない。けれども、はしゃぐ子供たちの声と拍 ...

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2007年5月12日付け  先日、サンパウロ市をローマ法王が訪問した。到着後、サンベント教会で演説を行うとあって、一目観ようと昼頃から教会周辺は混雑。  会場中が緊張感に包まれ、到着を待っていると、ブラジル国旗や法王の顔が入った写真の旗を振る人たちに混ざり、アルゼンチンやチリの国旗を振る人が目立った。期待を胸に、一気に歓迎の叫び ...

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2007年5月11日付け  今日十一日に文協新執行部による記者会見が行われ、理事十五人の発表が行われる。  選挙後、「どうなったのか」と読者からも問い合わせがあったところだが、二週間経って人選が終わったようだ。  統一という言葉が合言葉のように交わされた選挙だったが、他派からの取り込みが行われたのかが気になるところ。  執行部側 ...

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2007年5月10日付け  連邦警察での手続は大変面倒で時間がかかる。外国人登録の手続をしたのだが、思いのほか時間をとった。渡される書類はもちろん、必要書類のリストも伯語。完全に理解できない私にとっては辞書を片手に持ちながらの作業。埋まらない空欄と睨めっこをしていると、隣に座っていたお兄さんが助けてくれた。  空欄を一緒に考えて ...

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2007年5月9日付け  七夕祭りを巡る宮城県人会とACALの対立が表面化した。独自準備を進める宮城の動きがACALを刺激したようだ。  サンパウロの七夕は、平和や愛、友情など、願いの種類で短冊の色が違うのが特徴だ。仙台からブラジルへ、三十年近い歴史の中で独自の形で発展してきたものだ。  あるACAL役員が言う。「今では短冊の願 ...

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2007年5月8日付け  「先月亡くなった高野さん、本当に惜しいですよね……」。リベルダーデ区の高野書店店主、高野泰久さんを思い出して、八木静代さん(70)は、何度もそう繰り返した。  訃報を紙上で知ったという八木さんは記者を見つけると、「あの方は日本から受け入れた学生にも、『お父さん』と慕われてて」と、高野さんの生前の活躍を語 ...

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2007年5月5日付け  先日、宮城県人会館であめりか丸同船者会を取材しようと、会場に向かうと、日本民謡ブラジル大会が行われていた。間違えたのかと思ったが、屋上に昇る人影が…。屋上へ行くと、予定開始時刻前なのにある男性がすでに千鳥足。  記者は、千鳥足サンに「こんな若い同船者いましたか?どちらさんの子供ですか」と訊かれ、ニッケイ ...

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2007年5月4日付け  今週末、イビラプエラ公園の日本館で「子供祭り」が開かれる。この種の催しは人気のようで、今年三月に行われた「ひな祭り」には二千人以上が来場した。  文協が主催団体の一つであることには変わりはないが、「ひな祭り」はJET・ブラジル(外国人招致事業のOB会)、ABMON(文部省国費留学生OB会)が企画・運営に ...

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