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オーリャ!

コラム オーリャ!

2007年5月3日付け  メーデーはサンパウロ市内も行楽日和だった。V・アンブルゲーザのペット用品ショッピングセンターをみた。特に犬用が充実、衣服、布団、家(犬舎)、食料(エサ)、食器、そしてファルマシア、人間の基本的な生活用品とかわらないものが、何でもある。  客層をみれば、心なしか生活に余裕がありそうな人たち、その家族ばかり ...

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2007年5月1日付け  「日系コロニアはもう忘れてしまっている」。四七年に日系として初のサンパウロ市市議に当選を果たし、以後三十年にわたって政治に携わった田村幸重氏をあげ、本村巌さんはつぶやいた。  「すごい人だったんだよ」と伊藤春野さん(83)は熱弁する。「誰からも信頼されてて」。  「田村のために」と株主が出資してできた田 ...

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2007年4月28日付け  先日、朝早くから多くの人が集まり、大きな俳句大会が行われた。朝から張り切る一人の女性の姿が目につく。もうこの日を待っていたかのように元気の良い人で、周りの人たちは俳句の話で盛り上がっていたが、その女性は俳句の話より、持参したお酒の話をしていた。  開会式が行われたあと、一斉に作句に入ったが、その女性は ...

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2007年4月27日付け  文協選挙がこのような状況になるのは二度目だが、会員直接投票制だった前回とはかなり様子が違う。  投票権のある百六人の評議員を取り込めばいいわけだから、自然と水面下の動きになるのはやむを得ないが、各派の指針、方向性が表に出てこない。  これこそ会員無視の状況といえよう。評議員会が各派の考えを明らかにする ...

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2007年4月26日付け  世界的に有名な胃腸内視鏡外科、新谷弘実教授による「病気にならない生き方」と題した講演会が二十一日、サンパウロ市内のホテルで開かれ、多くの来場者でにぎわった。  同教授は長年の臨床結果をもとに、野菜や穀物中心の食習慣をすすめる。この食事法を自身で実践している新谷教授の肌は、七十二歳とは思えないほどに若々 ...

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2007年4月25日付け  ひょんなことから、ある夫妻を取材する機会があった。一九六五年の海上自衛隊練習艦隊来伯をきっかけに結婚した乗員の男性と、ブラジル生れの二世の女性だった。  先の戦争で中絶した日本移民の歴史。前回から四十年以上、戦後では初めてとなった日本の艦隊来伯を、在伯邦人、特に戦前の一世はどのような思いで迎えただろう ...

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2007年4月22日付け  「昨日初めて、寿司の天ぷらを食べましたけど、納得でした」と、来日中の伝承料理研究家・奥村氏。「ブラジルの魚は油がのってないので、天ぷらにして食べるのは理にかなっている」。  日本の農林水産省が日本食の推奨制度を検討しているが、「その国の趣向に合わせて料理するのが当たり前で(制度は)生産的でない」「日本 ...

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2007年4月21日付け  沖縄でお酒を注がれる側がすり切りいっぱいでこぼれる寸前になると「とーとーとー」と言いながら持っているグラスを口にする。  先日、ある飲食店で酒を飲む中年の男性二人と別グループの若い男性二人の座席が隣合わせになった。若い男性の一人は沖縄出身で、中年男性の一人に向かい「もしかして、おじさん沖縄出身ですか」 ...

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2007年4月20日付け  日本文化と日本食を紹介するイベント「Japao a Brasileira(ブラジル風の日本)」のイナウグラソンが先週十五日、サンパウロ市営市場であった。  百周年協会の青年たちが企画、運営した催しだけに、若い世代が何を紹介したいのか、を見ることができて興味深かった。  マンガや太鼓の演奏などはうなずけ ...

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2007年4月19日付け  今月十七日、財務省は移民百週年を記念する五百円硬貨を来年三月に発行する発表した。硬貨にはサントス市にある日本人移民の像と日伯のシンボル、桜の木とコーヒーの実が刻まれている。  何よりも驚いたのは、硬貨の裏面にポ語で日伯交流年・移住百周年と刻印されている点で、日本で発行される記念貨幣で英語以外の言語が印 ...

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