2007年4月18日付け 統一地方選挙前半戦となる都道府県知事、議会選挙が八日、終わった。十三都道県で現職九人と四人の新人知事が誕生。ブラジルから祝いのメッセージを送った県人会もあると聞く。 四十四の道府県議会選挙では計二千五百五十議員のうち六百二十人が新人。国会議員の中でもブラジルを身近に知る世代が少なくなっている昨今、今 ...
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2007年4月17日付け 太鼓の力を団結力に――。秋祭りに出店していた唯一の県人会、福島はその会員の、三分の一から四分の一がモジ支部に所属。天ぷらアイス、やきそばの販売にボランティアが約五十人、多い時間帯には七十人近くが集まった。 若い人が多いな~、と思えば「モジの太鼓グループの子たちが手伝ってくれて。本当よくやってくれます ...
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2007年4月14日付け ブラジルに来て約一週間が経った。一緒に住んでいる宿舎の日系人女性二人と町へ出かけた。一人に「お腹空いてない?」と聞かれ、「うん、空いてない」と答えた。すると、その女性は「じゃあ何か食べれば」と返してきた。 「だからお腹空いてないよ」と答えたら、また、「どっちなの」ときかれた。頭の中で疑問がはしった。 ...
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2007年4月13日付け 邦字新聞の死亡通知広告に、死亡者の家族(広告出稿者)の名がずらりと並んでいるのがある。先日見たのは、男子が長男から八男までの八人、女子が長女一人の合わせて九人。死亡者は母親で、みごと百歳だった。よくぞ生みました、と無条件に脱帽したくなる。 「移民の子沢山」という言葉は聞かないが、戦前の移民には(日本 ...
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2007年4月12日付け 「専門書を使ってくれるのは嬉しいけど、貴重な本ほど返却されないので」―。サンパウロ人文科学研究所の脇坂勝則顧問は、今年から無料の蔵書貸し出しサービスを中止した理由をこう語る。 同研究所は研究所の創立者だった中尾熊喜氏が寄贈した書籍など、三千冊を保有する。絶版本も多い。それらを目的に日伯の研究者が本を ...
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2007年4月11日付け 昨年四十周年を迎えたブラジル日本都道府県人会連合会。記念事業として進めている四十周年史の編纂が、どうやら遅れているようだ。 この件は先月の定期総会でも取り上げられた。会長経験者による座談会なども行い、進んでいるかと思っていたが、聞けば、必要な県人会の資料だけでなく、各県人会からの協賛金もまだそろって ...
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2007年4月10日付け 「日本に行ってよかったですよ。でも、日本人になろうと思ったことは一度もないですね。『自分はブラジル人だ』という意識が強い」。 一九六二年、二十二歳のときにぶらじる丸で渡日、以後二〇〇四年までを日本で過ごしたクレスポさんは、当時日本から渡った移民と逆の人生を送ったとも考えられる。 「六四年の革命の時 ...
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2007年4月6日付け 四日夜、文協評議員選挙管理委員会の慰労会。 大原毅評議員会長、山内淳選挙管理委員長のあと、あいさつを請われた上原幸啓文協会長は、その申し出を断った。 現在、上原氏の文協会長交替という話もでているだけに、その態度になぜか納得。どこからともなく、辞意を固めつつある、と伝えきいているからかも知れない。 ...
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2007年4月5日付け 先日、チエテ川とピニェイロス川の合流地点0ある「日本島」を眺めた。辺りは川の汚臭が漂い、移民百周年で来伯する日本の来賓には決して見せられない姿を晒していると感じた。 同島はチエテ川流域環境改善事業の完了を記念して昨年つくられた。中沢宏一県連前会長が中心になり、〇八年を目標に整備していく予定だったが、現 ...
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2007年4月4日付け 「ネクタイを買わないか?」。とある夜、リベルダーデのバールでボケッとしていると、その老人は話しかけてきた。 背広の上下に短く刈った白髪、手にはがっちりとしたトランク。商人というより勤め人の会社帰りという出で立ちだが、返事をするとトランクからネクタイの束を取り出し熱心に勧めてくる。 見たところ六十代。 ...
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