コラム 週末に行われたスピーチコンテストでは、十五人の青年の大半が、家庭で自然にしゃべるようになった日本語ではなく、努力して身に付けた日本語を披露していた。 『蛍雪に学ぶ』と題したスピーチで、非日系のグスターボ・ビエイラさんは「日系人から『教育の大切さ』を学びたい」と訴えた。 矢倉定一さんは「日系人は日本人の子孫というだ ...
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コラム パソコンの普及に伴ない、コンピューターシステムに不法に侵入し、プログラムやデータを破壊する「ハッカー」などの悪質な〃いたずら〃が増えてきた。 そこで先日、ブラジルにおけるインターネットのアクセスを困難にさせる「インターネット取締法案」が上院で票決されたが、「世界で利用されているインターネットを規制し、犯罪を阻止する ...
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コラム 失われたアイデンティティは復活するか──。ボリビア沖縄県人会が興味深い試みをはじめようとしている。 同国とブラジル・アマゾンとの国境にあるリベラルタには、約百年前にゴム景気を求めてペルーからアンデス山脈を越え、沖縄県系人が数百人規模で移り住んだ。 現在では五~六世の時代を迎えて現地化が進み、大半が「ウチナーンチュ ...
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コラム 「コリンチャーンス!オォ!」。サンパウロ市リベルダーデ地区に校舎がある伝統校「コレージオ・サン・ジョゼ」の突然の閉校通知に対して、同校に通う生徒らが抗議活動を展開したが、その中でこんな声も聞こえてきた。 この生徒たち。校旗が高々と掲げられる隣りで、サッカーチーム・コリンチャンスの旗をなびかせる。テレビカメラが近づけ ...
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コラム 「日本国外で一年中これだけの日本文化行事がある国はない。これこそ移民が百年かけて築いてきたもの。これらがすでに百周年事業でしょう」、知人がそんなことを話していた。 年が明ければ二〇〇八年はもう間近。徐々に百周年関連事業の大枠が固まってくるころだろう。 全伯で四百とも言われる日系団体、連合会だけでなく、自治体や、沖 ...
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コラム 兵庫県農業研修生制度が今年も〃無事〃実施された――。 というのも、「将来のある若者たちに世界を視野に入れた農業を学んでもらおう」といった目的で二十九年間続けられてきた同制度が、母県の予算上の問題で近いうち助成金がカットされる可能性があるといった話を聞いたから。 六年前から毎年、研修生団の世話をしている旅行コーディ ...
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コラム 日系人定住資格審査厳格化への直接のきっかけとなったペルー人による広島女児殺害事件から、今月二十二日で丸一年が経つ。 広島市は被害者の月命日にあたる毎月二十二日を「子ども安全の日」と決めた。同日前後には、市内全小学校が全校集会を開き、命の大切さについて考える機会を設ける、と地元紙中国新聞は伝える。 この名称には、二 ...
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コラム 「提携が三十年間続いたのは文協のおかげ」。オザスコ市と津市の姉妹都市提携が今年三十周年をむかえたが、そう語る市関係者の言葉に誇張はないようだ。 提携以降、両市間の連絡はいつもオザスコ文協を通して行われてきた。来伯使節団の役所や議会での通訳、旅行先での手続きなども全て文協メンバーが付きそっていた。 「お互い言葉がわ ...
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コラム みんな野球をやっていたんだな――。先週のパウリスタ野球連盟六十周年式典。会場のそこここに、今まで取材で出会った人達の顔を見かけた。 出席者の九割以上は日系人。コロニアにとって野球がどれだけ大きな存在だったかを想像した。 かつては州内それぞれの日本人集団地にチームがあり、移住地によってはさらに地区ごとのチームがあっ ...
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コラム 「センセイ」「バッチャン」。鍼灸学校の新校舎イナウグラソンの会場で、非日系人の口からそんな日本語がポンポンと出てきて驚いた。日頃、日系人と会話することが多かったり、柔道を習っている非日系人は「ショダン(初段)」などと何気なく言う。 ちょっと見ただけではただのブラジル人だが、その付き合いの範囲に日系人がいることが、そ ...
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