コラム キョロキョロしていると「ペルミッソ!」(ごめんよ)と叫んで、一輪車に商品を山ほど積んだ青年が後ろから迫る。 ここは迷宮だ。パ国アスンシオン市民の台所を支えるメルカード4(第四公設市場)で、そう実感した。 サンパウロ市セントロの三月二十五街で鍛えられていると自負していたが、青シートで天井を覆われて地下道のように周囲 ...
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◇コラム オーリャ!
コラム 先日アルジャゴルフ場で開催されたニッケイゴルフ大会を取材した。 若手の活躍が目立ったが、参加者の多くは五十代以上で、定年退職した人たちが中心。青空の下、気持ちよさそうにホールをまわっていた。 その中でも、西林聖総領事夫妻と親善ゴルフを楽しんでいたブラジルゴルフ連盟の野村理事長夫人は、この日ひときわ元気な姿を見せて ...
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コラム リベルダーデで以前、いつも五、六匹の犬を引き連れている浮浪児がいた。ずっと少年だと思っていたが、ある時女の子だと聞いて驚いた。そういえば最近見かけない。 近頃、街角で小銭を求める子供が目に付くようになった。中には悪いことをする子もいる。でも一方で、彼らの成長を想像するたび複雑な気持ちにもなる。 先日乗ったタクシー ...
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コラム 第五十二回レジストロ灯篭流しは、始まる前に、台風のような強い風と大雨に見舞われた。 雨マークしかついていない天気予報から予想できたことだが、サンパウロからバスで出かけていった面々にも憂鬱な表情が浮かんでいた。 山積みになった灯籠は水浸し。壊れてしまったものもある。「花火もないんだろうな」とげんなりする気持ちが湧き ...
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コラム 国際交流基金サンパウロ日本文化センターで八日から記録映画祭「国境を横断する視線」が実施される。 作品の一つ「Permanencia~不変性~」は、兵庫県神戸市に暮らす日系ブラジル人の子どもたちが〃新しい地〃で直面した問題を必死に訴えるドキュメンタリー映画。 石井エリオ監督が、二〇〇四年から〇五年の日本滞在中に出逢 ...
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コラム 援協の一大事業である「福祉センター」建設案が少しずつ具体化している。現段階でデイケアーセンターや図書館、最新の医療機器を揃えた診療所などができる予定だ。 援護協会の会員は一万七千人。その内地方会員が三割ほどを占める。その地方会員にとってサンパウロ市の中心地にできる同センターはどう映るだろう。 というのも、たとえセ ...
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コラム 〇四年の改正民法改正で直接選挙になったものを再度、従来の評議員会選任制に戻すことに評議員会で強い反発があった(三十一日既報)。 大変盛り上がった昨年の文協会長選挙が背景にあることは言うまでもないのだが、ブラジルの法改正は、朝令暮改だからすぐに定款を改正する必要はなかった、という声を数人から聞いた。 実際昨年、民法 ...
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コラム 「仕事の合間をぬって編纂したんだ」と玉腰範義編集委員長。コチア青年移住五十周年記念誌の出版祝賀会だった。 同記念誌の実態調査によれば〇五年時点で、農業に従事しているのが四百六十人中、二百二十二人。商工業就労者を含めると七割が現役だ。 また、ブラジルでの生活満足度に満足していると答えた青年は四百七人中、三百十四人。 ...
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コラム 路上生活者は多いにしろ、日本と比較すればブラジルの乞食の多さには驚きを隠せずにはいられない。 サンパウロ市で生活している物乞いを観察していると、日本のタイプとは大きく違うことに気が付く。 「いくらでもいいので、お恵みを下さい」とただ座ったまま施しを待つ日本のタイプに比べ、ブラジルでは最近は特に、「プラート・ド・ジ ...
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コラム 文協の屋台骨を揺るがすINSS問題解決のため、文協が文福協と改称する方向だという。 言ってしまえば、便法であり、今まで慣れ親しんできた〃BUNKYO〃を〃BUNPUKUKYO〃と言い換えることはないだろう。茶釜じゃあるまいし、響きが滑稽だ。 一九六八年にサンパウロ文協から、現在の名称に変わったときの印象を当時の新 ...
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