コラム 最近、特にリベルダーデ地区の治安が良くないと感じる。というのも近頃、周辺で金品強奪事件や殺人事件が頻発しているからだ。実際、本紙同僚も被害にあった。 つい先日も夕方、一人でこの地区の通りを歩いていると、自転車に乗った若いブラジル人が近づいてきてジーパンのポケットに手を伸ばし財布を奪おうとした。幸い被害なしだったが… ...
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コラム 在外邦人の選挙区投票を可能にする改正公選法が来年六月から施行されることが決まった。次回参院選から、在外選挙は新しい一歩を踏み出す。 日本国外最大の登録者を誇るサンパウロ。郵便から始まった在外投票は、比例個人への投票、そして公館投票へと一歩一歩進んできた。 そして故郷の候補への投票が可能になった。在外選挙権は「持っ ...
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コラム 「ぜひ百周年にサンボードロモを歩きたいんです」。日本最大のサンバパレード、浅草の常勝チーム関係者が、サンパウロ市の移民百周年式典パレードに日本のチームが参加する計画「ブラジル・プロジェクト」を進めようとしている。 「ぜひやりたいと思うの。十チームから総勢百人くらいは集まる」。このほど来伯した関係者の一人は力強く語っ ...
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コラム 「日本語を教えているのがイタリア系の私だと知るとみんな驚きます――」。 アルモニア学園やアチバイア文協日本語学校で常勤講師を務める、ルイス・カルデナルさんに「日系人以外が日本語教師として認められる〃壁〃は厚い」と聞いた。 日本語を流暢に話す上に、非常に〃日本人らしい〃態度や考え方をするルイスさんは非日系。 言語 ...
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コラム 「ブラジルの明日にはばたけ百周年」。ブラジル日本移民百周年記念協会が選考、発表したスローガンだ。 百周年を大きなステップにブラジルの明日に繋いでいこう、という意味合いが込められているよう。しかし、羽はあるのか。あっても飛べない鶏かダチョウといったところ。廃鶏とまで嘴を容れれば怒られるか。 百二十四のプロジェクトが ...
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コラム 先日とある俳句大会へ。参加者は七十代後半の一世が中心。全伯中の俳句愛好者、約九十人が集まり賑やかだった。 ここで、ある関係者から「実は毎年十人ずつ参加者が減っている」と聞いた。昔は数百人が会場に集まったという。 「まだ大丈夫だけど、いずれ俳句はブラジルからなくなる」。こう話を続けた。だが、なぜか表情は明るい。 ...
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コラム 先週開かれたジャクチンガ植民地出身者の集い。今は住む人のない〃消えた移住地〃の七十周年を祝う人たちがいた。 七十年。高齢の参加者の姿に、いわゆる子供移民や二世が七十代、八十代になっていることを、あらためて実感する。 人によってはわずか数年の生活。それでも、多感な子供時代を過ごした土地の思い出は、数十年を経ても色あ ...
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コラム 街中の掃除は下層階級の仕事――それがブラジルでの認識なのだろう。 日曜日にサンパウロ市内カショエリーニャで日本人が中心となり、公園の周りの掃除をしている。あまりの汚さに「地面が見えないぐらい」(参加者の声)だった。 掃除を横目に通りすぎていくブラジル人は「政府からお金をもらってくるといい」と他人事。清掃後に振舞わ ...
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コラム 「私たち日系人にはもったいない」―。 県庁から招待された食事会の席で刺身の〝活き造り〟を目の前にした某県人会会長夫人(二世?)の正直な感想。「最高の〝おもてなし〟として豪華なご馳走を用意してくれた」。 頭では理解できているものの食べられない料理……。 「〝味〟がわからない日系人の自分が食べるべきではないのよ」と ...
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コラム 「発想の転換」をキーワードに活動する日系アーティストの藤本セザールさんの作品が、サンパウロ文化センターの屋上の散歩スペースに展示されている。 芝生の上に、長方形の芝生をレンガ状に積み立てた四つの立方体。それは一見「作品」とは気づかない程に、場の空間との静かな同化を見せる。 建物内の無機質な展示スペースには異質の材 ...
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