コラム 二十一万レアル。会の年間予算をはるかに超える高額請求が「不惑の年」の県連をゆさぶっている。昨年度フェスティバルの会計問題に端を発したこの問題は、訴訟という形で火を噴いた。 中沢宏一前会長をはじめ前執行部関係者は、当該業者との契約にはサインしていないと主張。他の関係者の名も挙がったが、代表者会議には関係する人の姿はな ...
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コラム この国でスポーツはエンターテイメント(娯楽)だから――と河田明ブラジル久光製薬社長。 九月二十九日から九日間行われたサロンパスカップ。中央の観客らは太鼓に合わせて総立ちで踊り続ける。タイムアウトの短い間にも大音量の音楽がかかり、踊りの輪が体育館中に広がった。 「試合中に左右で踊り合戦が始まったから気になってさ…」 ...
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コラム 近年日本では、食料品類から書籍類、CD・DVD類のほかに、老眼鏡やフライパンなどの生活雑貨などのバラエティに富んだ商品がたった百円で購入できる「一〇〇円ショップ」が驚異的な成長を遂げている。 チェーン展開する企業も多く店舗数も増やし、消費者の目当ての商品から、もの珍しいものが揃う便利な「一〇〇円ショップ」。ブラジル ...
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コラム 箱物四事業が「三事業」に――。ノロエステ日伯文化連盟が主催団体となっていた文化センター案が頓挫した。(先月三十日付け) 後日、連盟関係者から編集部に電話があり、聞かれた。「誰かに書いてくれと言われたのか」。 つまりこういうことらしい。四大事業の優先順位は、同案が二番目。他案の主催団体が策を弄した、との勘ぐりだ。 ...
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コラム 先月末に開催された県連主催のふるさと巡り。遠方の移住地や南米の歴史に触れる遺跡を数多くまわることができ、充実した内容であった。 しかし、各移住地で設けられた食事会のあり方について、少し残念に感じた。 この食事会は普段「めぐり会えない」各移住地の人たちと、将来へとつながる絆を育む貴重な時間だ。だが、今回の食事会では ...
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コラム 日本相撲協会が来年六月にハワイ巡業を実施する。ハワイで大相撲が開かれるのは、十三年ぶりのことだという。 ふと、ブラジルにはもう来ないのかな、と思った。一九九〇年、十六年前のことだ。 大相撲サンパウロ公演。覚えている人も多いだろう。総勢九十八人。会場のイビラプエラ体育館には、連日一万人が来場したとある。 サンパウ ...
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コラム 先日、インディオ秘伝治療についての講習会が行われた。会場の広島県人センターを訪れたのは、サーラにギリギリ入れる約三百人強。 真剣にメモを取る参加者たち。長蛇の列を作って、「実際の治療を受けるために」と自分の名前、電話番号をリストに書き込んでいく。 知人によれば「日本でもいくつかのグループがインディオ伝統の治療法を ...
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コラム 本誌の女性記者が強盗被害にあった――。 先週の日曜日、ガルボン・ブエノ街とタマンダレー街の角での出来事。暗くなるまでにはまだ間がある時間帯。 その日は、取材帰りでカメラなどの貴重品を持参していた。 「財布」と「携帯」を手渡すよう指示した犯人は、推定十二、三歳の三人組。 鞄を取り上げようと引っ張る彼らに対し「子 ...
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コラム 文協水曜シネマの来場者たちにブラジル日本移民史料館が所蔵する写真の被撮影者照会を行ったところ、三人の素性が明らかになった。 意外だった。特に戦前史料などの確認は、遅きに失したと思っていたからだ。 「今がギリギリの線。これからもっと分からなくなる」と同館学芸員の小笠原公衛さん。個人写真だけでも一万枚。地道な作業を通 ...
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コラム 何が問題だったのか、どうにもわからない、と知人が言った。リベルダーデの郵便ポストに、日本の家族と友人宛てに絵葉書を投函、「日本到着は一週間後」と安心していたが、三日後、なんと自宅に〃配達〃されてきたというのだ。 二レアル五センターボの切手にしっかり消印が押されていた。「航空便。日本へ」と赤文字で(もちろんポ語で)し ...
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