ニッケイ新聞 2006年8月15日付け 老人クラブ大会で、シニアボランティアの宇野妙子さんが「温かい息を吐きましょう」と会場に呼びかける。挨拶をするときの息は温かいけれど、怒りや愚痴をこぼすときの息は温かくない。「温かい息は人に元気を与えます」。 宇野さんが「まさに温かい息」と絶賛した、「長いこと会わない間にきれいになったね ...
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コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2006年8月12日付け 日本で開催された「世界コスプレサミット二〇〇六」ではブラジルが優勝国に選ばれた。 その結果を知った非日系の友人が「アニメやマンガは、立派な日本の文化の一つだね」と発言。と同時に、「でも本場の日本ではなく、ブラジルが優勝国に選ばれた理由は、キャラクターの目の大きさがブラジル人のほうが合っ ...
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ニッケイ新聞 2006年8月11日付け 歴史、地理的にもありえない間違いが目立つとして三月に閉鎖した「広島市デジタル博物館」が今月一日から再開した。 今回は再調査を終えたハワイの209点。米国、カナダ、ペルー、ブラジルは点検後、再公開する予定だという。 市の文化担当課長によれば、ブラジルに関しては現在、寄贈者やその家族に送 ...
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ニッケイ新聞 2006年8月10日付け 「ゴミも落としすぎ、マナーがないわ」―。聖地アパレシーダの巡礼を取材したときのことだ。 隣のおば様がバスから降りてこうぼやいた。ガムや煙草の吸殻がバシリカの入り口まで散在していた。「ここは本当にブラジルカトリックの聖地なのだろうか」。 半そで、短パン、へそ出しTーシャツ姿の若い女性た ...
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コラム 先日行われた藤間流日舞学校創立四十五周年のディナー舞踏会。スーツや着物といった『正装』に身をつつんだ紳士、淑女の関係者が多く集ったと、・・・そう思った。 終始厳粛な雰囲気の中で幕を閉じた日舞の舞台。四十五年を積み重ねた舞を食い入るように見ていた「お客様方」。 後には来賓祝辞と会主のあいさつ、乾杯、そしてディナーと ...
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コラム 主催者側と踊り子たちには、飯島秀昭YOSAKOIソーラン祭り組織委員長の願い「踊る人も観る人にも〝日本文化〟を身に付けてもらいたい」が届いたのだろう。 「時間を守りましょう。挨拶をきちんとしましょう。身の回りをきちんと片付けましょう」がYOSAKOIソーランの三原則だと語っていた飯島委員長の言葉のとおり、「第四回ブ ...
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コラム 広島県が県人子弟を招待する事業「国際ユースin HIROSHIMA」にハワイ、北米、ペルー、ボリビアから高校生が祖父母の故郷広島を訪れ、原爆学習や地元高校生との交流を行っている。 このような事業を行っている県は数少ないと聞く。財政が厳しいと言われる広島だが、全国有数の移民県、五カ年計画で百人近くを受け入れる。 今 ...
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コラム 「オーリャ!」は記者にとって、一つの「息抜き」である。なぜなら、それは普段、客観性・中立性を前提として記事を書くことが求められる中、ここは数少ない「自分」を表現できる場所だからだ。この「三十三行の囲み」に「主観」を前面に書けるのだ。 私の考えだが、記者は取材中自分というものを抑える。基本は聞きに徹し、相手に頷くのだ ...
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コラム 知人の見送りで久しぶりにクンビッカ空港へ。訪日する人がよく利用する便だ。これまでにも見ているように、別れを惜しむ人たちがいる。 そこにその老夫婦はいた。子や孫だろうか、五、六人とともに。男性は車いすを使っていた。 家族が日本に行くのかな。旅行か、デカセギか、ぼんやり考えていると、老夫婦だけが入口へ向かうので少し驚 ...
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コラム ブラジルに来て三ヵ月半。昨日初めてお金をたかられた。「ピザが食べたいから一レアルくれ」。さわやかな笑顔で親しげに、しかし、大声で同じことを何度もまくしたてる。 こんなに明るくお金をせびるなんて。「運がよかったんだ」と自粛しつつ、不謹慎だが「日本ではないこと」だけに、たかられた恐怖よりも体験したことが面白い。 「今 ...
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