コラム 二十一日から二十三日までバストス市で催された「第四十七回卵祭り」―。来場者は十五万人にも及び、バストス文化体育協会の日本語学校が作るオムレツは今年も大人気だった。 祭り開催中、オムレツ売りを手伝ったのは日本語学校の先生から生徒ほか総勢約七十人。なかには「友だちを手伝ってるだけだから当たり前」と休まず働くバストス・サ ...
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コラム 秋田県人会で由利本荘追分会創立総会があった。沖縄などを除いた他県で町、市レベルでの親睦会があるのは珍しい。 私事で恐縮だが、記者の郷里は多く移民を送り出し、戦前は華美な服装で英単語を混ぜて話す「ハワイ帰り」という人が多くいた地域。 知人の郷土史研究家から、ハワイでは県人会より村人会の活動の方が活発で今も会合が行わ ...
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コラム 三世の友人の話。「パラグアイから来た二世は日本語が上手だったから悔しくて。がんばろうと思った」。「私はまだまだ」と謙遜するが、冗談もことわざも難なくこなす彼女。 そういえば、と思い出したのは、カナダから日本語教師研修に参加した一世の先生の言葉。「二世、三世の人たちが頑張っているのを見るとすごくいい刺激を受ける」。 ...
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ニッケイ新聞 2006年7月26日付け 八十周年を迎えた第二アリアンサを訪ねた。 ふと、移住地の歴史と人の一生とを重ねた。赤子のように何も分からず原始林の開拓に挑む幼少期、そして青年から壮年期を経て、移住地が町になっていく。 百数十を数えた日系家族は、現在三十数家族。出た人がいて、残った人がいる。そして今がある。様々な人生 ...
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ニッケイ新聞 2006年7月25日付け 「テレレ」という飲み物を初めて知った。先週末にアラサツーバで開催された相撲大会を取材した時のことだ。 そこでパラグアイの代表団と親しくなった。丸く座って、何やら回し飲みをしている。チュ―と吸っている。変わった容器だ。 「池ちゃんこっちにおいで」―。円に加わるよう椅子を用意してくれる。 ...
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ニッケイ新聞 2006年7月22日付け 先日、「東洋人街での中国人が目立ってきた」という話を聞いた。 一八一二年、四百人の移住で始まったブラジルの中国人の歴史。現在の中国系人口は、約二十万人。その九割がサンパウロ市に在住しているとも聞く。 ブラジル中国青年商工会議所が主催者となって、今年初めて開催された中国の春節(旧正月) ...
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ニッケイ新聞 2006年7月21日付け 旅行中の友人がボリヴィア山中で暮らす一世移民に色々な話を聞き、感銘を受けたという。 「三人集まれば会を作る」と言われる日本人の特性を見るにはサンパウロが絶好の場所。しかし、?儻不羈(てきとうふき)の気概で孤高の生活を送ってきた日本人の姿もとりわけ興味深い。 残念ながら、日系社会に距離 ...
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ニッケイ新聞 2006年7月20日付け 「ブラジル人は作業服を着て働いているイメージがありました」―。岐阜の農業高校生の一人が、ブラジル人のイメージを聞かれてこう答えたという。なるほど、デカセギで滞日中のブラジル人のイメージか。 「イメージが偏っている」―。静岡出身の友人は「ブラジル人=恐い」と言った。地元メディアが連日のよ ...
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2006年7月18日付け 先日、サンパウロ市をローマ法王が訪問した。到着後、サンベント教会で演説を行うとあって、一目観ようと昼頃から教会周辺は混雑。 会場中が緊張感に包まれ、到着を待っていると、ブラジル国旗や法王の顔が入った写真の旗を振る人たちに混ざり、アルゼンチンやチリの国旗を振る人が目立った。期待を胸に、一気に歓迎の叫び ...
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「第四回アニメフレンズ」。十六日まで開催中―。 コミック本だけではなく、アニメキャラクターのアイテム品まで売られている会場。アニメ、漫画、RPGファンにはたまらないイベントなのだろう。昨年は、四万二千人も来場した。 一番盛り上がるのは最終日のショー。日本からアニメソングを歌う歌手が来伯し、ブラジルのファンに人気のアニメソン ...
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