ホーム | コラム | オーリャ! (ページ 185)

オーリャ!

コラム オーリャ!

 一連の警察襲撃騒動。十六日現在、町は落ち着きを取り戻しつつある。インターネット上をはじめ、様々なデマ情報が飛び交ったことも、混乱を助長したようだ。  モジ市では、小学校が襲われ子供が一人死んだという情報が流れたという。後にデマだったことが判明したが、父母の心配も大きかったようだ。  十五日は異様な雰囲気が東洋街を包んでいた。早 ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

 多くの日本語学校で教師たちは日本語だけでなく、文化や習慣も教えてほしいと望まれていると聞くが、どういうようになれば「日本人的」なのか。「日本で二十年以上教育を受けてきた私は『日本人的』か」と、いつも思う。  最近、ブラジルで暮らしていて考えるのは、これまで教わってきたことを違う文化圏のこの国でどれだけ「使える」のかということ。 ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

 興味本意でブラジルのタクシー調査を始めた。調査といってもタクシーに乗る機会を見つけては、「強盗にあったことありますか?」という質問をし、経験を語ってもらうだけのものだ。  今まで五十人に聞いてきたが、「神様のおかげで、まだ襲われた経験は無い」と笑顔で答えたのは運転手歴二年の新人一人だけだった。残り四十九人の経験平均回数は三回に ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

 昨年末にペルー人による女児殺害事件が起きた広島でペルー・ブラジル出身者による「ラテンの会」が無料ダンス教室を始めたという。  日本社会との隔たりをなくそうと〇四年に発足した同会の懸命さが地元中国新聞の記事から伝わってくる。代表はブラジル出身の四十代の女性。事件現場近くに住み、ショックを受けた。「今こそ、頑張らなくっちゃ」 最近 ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

 先週の日曜日に、とある特別養護老人ホームを訪れる機会があった。  四年ほど前に出来たばかりの施設とあって、建物自体まだ新しく、設備もいい。日本のNHKの「のど自慢」を見ながら楽しく談笑している入居者の笑顔を見れば、ここでの生活は悪くないのだろう。  ただ、そんな素晴らしい施設を一度見てまわると、意外に入居者が少ないことに気がつ ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

 「反面教師」という言葉がある。酒飲みの親の酔態の数々をみて育った息子が、成人してから、酒を一切見向きもしない―などが、その一例である。  グァタパラ移住地のJATAKセンターの秋山利良元所長が、移住地の農家に中国訪問をすすめている。秋山さんはたびたび中国を訪問し、農村の実態を見るようだ。農村の生産力の低下、貧困、都市部の富裕層 ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

 アリアンサ―日伯文化連盟。文協と共に戦後の日系社会を代表して来たこの団体が今年五十周年を迎える事が意外と知られていないように思う。  日文連の前身「日伯文化普及会」が誕生したのは一九五六年十一月。文協と同じく、サンパウロ四百年祭日本人協力会を母体に設立された。  『「日本友の会」のようなものを』という関係者の願いから始まったと ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

 先週末にサンロッケで開かれた青年文協の催しに行ってきた。集まった参加者百人以上の平均年齢は十八歳。そのほとんどが日系人だった。  彼らと話をしていると「日本人とブラジル人どちらのほうが好き?」といった質問をしてくる人が多い。  当り障りのない返事をしようと、彼らがどちらに入るのか聞いてみた。でも、答えは出なかった。  反対に、 ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

 不思議だなぁとつくづく思う。先月二十九日の百周年協会臨時総会で承認された新ロゴマーク。  会場となった小講堂でほとんどの人が「ん?」と首を傾げたに違いない。今までのものとは違うロゴマークが壇上に掲げられていたからだ。  変更を提案した広告代理店DPZの説明によると、広報上のインパクトを強くするため――。  「該当者なし」の第一 ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

 チベット仏教と台湾の禅宗? 起源を辿っていけば交わる点があるかもしれない。でもなぜ?  ダライ・ラマ十四世が先ごろ来伯。講演会場の一つに、「ZU LAI」の名があるのを知って疑問に思った。チケットは完売。ロック・スター並みだ。  台湾行政院新聞局の関係者は「寺院にとっては、効果的な宣伝になったのでは」と誇らしげ。寺からの売り込 ...

続きを読む »