オーリャ!
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コラム オーリャ!
文協美術館で開催中のペルー日系人絵画展『幸福への道』で、セミヌードのインディオの女性の絵が目にとまった。描いたのは八年前に病気で右半身の動きを失った、喜舎場セイユウさん(二世、68)。 「『生き方
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コラム オーリャ!
あれも禁止、これも禁止。リオデジャネイロがおかしい。 先日訪ねたときのこと。行きつけの老舗バーでいつものようにタバコを吸おうとしたら、「ごめん。お上の取り決めでさ、飲食店内は全面禁煙になったんだ」
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「ふるさと」の定義は難しい。特に移民は、自分が生まれた日本が必ずしもふるさとになるわけではない。 「やっぱり一番初めに入植したところがふるさとよ。何もないところから木を切って開拓して・・・」。日本
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ロッテに惨敗を喫したトラには、あまり興味がなかったが、フーテンの方に最近はまっている。 正直、昔は嫌っていたといってもいい。人情、家族愛などの湿っぽい感じも苦手に感じたし、古典落語に通じるワンパタ
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「日系人もたくさん入ってくれれば」。州立校などで活動しているNGO団体「エスクレーヴェ・ベレーザ」の代表、チバナ・ロザナさんはそうこぼした。 ボランティアの登録者数は千人を超えているが、日系人の割
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「国際的人材を秋田から輩出したい」という寺田典城(すけしろ)知事の発案で実現した秋田国際教養大学。「大学がつぶれている時代に新しく作るなんて」と議会では大変もめたそうだが、昨年の開学早々偏差値は東京
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最近見かけないな。 二歳の娘と同じ年月日に生まれた女の子がいた。両親は中国人。散歩コースが一緒だった。何かあったのだろうか。 先日道端で両親に会った。訊いてみた。「中国に置いてきたんだ」。あっけ
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「君の(野球の)趣味は素晴らしい」。国会議員に取材とあって久しぶりに緊張していたが、とたんにその糸がほぐれた。保坂三蔵経済産業副大臣だ。お互い阪神タイガースのファンだということで盛り上がった。「ブラ
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先日、京都の舞鶴港で戦後の引揚六十周年を記念する式典が開かれたというニュースを見た。舞鶴には戦後十三年間で六十六万人余が帰還したという。戦後六十年は引揚六十年でもあると、あらためて感じた。 取材先
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コラム オーリャ!
成功への焦りから、初期移民には殺人や近親相姦が起こったという。六世が誕生する時代になって、日本人はブラジルで犯罪を起しているのだろうか? ブラガンサ・パウリスタの辻正夫さんを介し、古川長サンパウロ