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オーリャ!

コラム オーリャ!

  サンパウロ市内の私立高校に通うある日系人青年の悩み。平日は、弁当を持参しなければならないが、この学校には日系人がほとんどいない。  クラスではアフォイス、フェイジョン、カルネが一般的。だが、彼の場合、母親が一世なので献立は主に日本食だ。それが、冷かしの対象になる。  「梅干しって何?」、「レンコンは、バタタフラード(穴の空い ...

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 厚生労働省の「長寿番付」によれば、日本国内で百歳を超えるお年寄りが今月末で二万三千三十八人と、新記録を更新するという。男性は三千五百二十三人なのに対し、女性は一万九千五百十五人と約八五%を占める。  都道府県別に人口十万人あたりの百歳以上の人数をみると、やはり沖縄がトップで、高知、島根、熊本と西日本勢が続く。逆に、少ないのは関 ...

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 マルタ市長のファッションを、多くの市民はどう見ているだろう。個人的には、工事現場でシャネルの運動靴を履いていた市長が忘れられない。いつかの新聞で見てマダムの場違いぶりに閉口した記憶がある。  十一日、東洋人街を訪れた際の服装にも強く印象を受けた。全身ピンク。同系色のド派手ハイヒールで足元もきっちり決めていたが、そこは凸凹と、買 ...

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 名前はその団体や催しのイメージを表わす。汎サント・アマーロ連合文化協会の第十回文化祭。昔、文化協会は「日本人会」、文化祭は「演芸会」の名称だった。  招待状には今でも「第十回文化祭(第四十一回演芸会)」と表記されている。「演芸会では古くさいから」と改称されたそうだ。  「文化祭というと堅いじがしますが…」。「演芸会」に馴染んだ ...

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 マウア在住の宇江木リカルドさんは、大河小説『花の碑』を創作、製本中である。発行所は、ウエキ文芸工房。自家製本だ。先週まで第一部第九巻、つまり既刊九冊を本社編集部に送ってくれた。  宇江木さんによれば、作品は三十巻ほどになるという。第一部はプロローグで、第二、第三部で、戦後の勝ち負け抗争の渦の中に入った家族を書く。作品の三分の一 ...

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 両手で掲げられた国旗、歓呼する観衆。マラソンのヴァンデルレイ・デ・リマ選手が独立記念日の七日、記念パレードの先頭に立った。  「祖国に価値を認めれば、幸福にそして勤労になる」。前日のラジオ番組で、ルーラ大統領は、国民に呼びかけた。愛国心の大きなシンボルが、国旗だ。  日本で国旗掲揚や国歌斉唱について、議論が百出。教育現場では、 ...

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 聞き間違いでなければ、ある移民船の模型を指差し、「自分の父は三等室でやって来た」と言っていた。サンパウロ市長選に出馬しているマルフ氏だ。  五日、文協移民史料館を見学した際のこと。日本移民の歩みを刻む展示を目の前に、早逝した父親の姿を重ね透かすような発言をいくつか耳にした。冒頭のはそのひとつだ。  フォーリャ紙は先の「父の日」 ...

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  「ブラジル健康食資源を訪ねるツアー」で来伯している淑徳大学の山代研一教授(国際コミュニケーション学部経営コミュニケーション学科)はある悩みを抱えている。  学生の関心・理解能力の範囲が年々狭まっているというのだ。「国際的なことを学ぶ学部でありながら、〃海外で〃あるいは〃海外と〃仕事をしようとする発想が見られない」と嘆く。   ...

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 ブラジルの諸物価は少しずつ上がっている。中でもすぐにわかるのは食品。それも日本食々品。豆腐、納豆は、大豆価格の高騰と〃連動〃しているようだ。  高騰は昨年からで、世界的な天候不順により、主要生産国が不作だったことが理由。ブラジルとて例外でなかった。既報のように、例えば、イグアスー移住地(パラグアイ)から「オーロラ種」の種子提供 ...

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 SBC病院は地下鉄ヴィラ・マダレーナ駅から、バスで約十五分。自動車がないなら、決して地の利がよいとは言えないようだ。  農協婦人部連合会が毎月第二木曜日に、ここでフェイラをやっていると聞いて、人が集まるのかと訝った。  毎朝七時から午後四時まで、客足は絶えない。手作りの料理を目当てに、診察日をわざわざずらす患者もいるそうだ。 ...

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