祝いの席で、杯を拒否するのは、中国では失礼に当たると言われる。「特に、理由も無しに、断ったら相手に喧嘩を売っていると思われます」と、ある台湾系の移住者から聞いた。 ルーラ大統領訪中のミッションにジョゼ・ジェノイノ労働者党(PT)党首が加わった。同党首は下戸で、中国高官たちの接待にカルチャーショックを受けたそうだ。 岳父の栢 ...
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コラム オーリャ!
コラム 南米サッカー界で最高の権威を誇るリベルタドーレス杯。ブラジル勢唯一の四強、サンパウロFCの熱戦を、毎試合スタジアムで見守っている。 何より胸を熱くするのは、「勝ちたい」という選手らの精神力。こうした気持ちが、常人には成し得ないプレーを可能にする。 恵まれた身体能力と、天賦の才能を持つ人間だけが、人を魅了するのかー ...
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アパートの「名前」を巡る散歩が面白いと最近気づいた。家主の個性はもちろん、建設時の世相がにじみでているから。 富裕層が住む高級マンションになると名付けも一大事。「欧州にいる気分を少しでも味わってもらおう」と、販売会社は「商品」のネーミングに大変な気を使っている。 フォーリャ紙三十日付「revista」は書く。「仏ワイン銘柄 ...
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二人乗り用自転車で世界一周する宇都宮夫妻を取材して、ちょっとうらやましくなった。もちろん、自分には出来ないことだ。話をしているとごく普通の夫婦なのに、なかなか真似のできないことをしている。 何がすごいといって、継続することだろう。自転車に乗って一日五時間こぐことは誰にでも可能だ。でも、それを七年間も続けることは普通ではない。 ...
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「今更、日本の政治なんてね……」 在外選挙権についてコロニアで取材すると必ず、こんな返事が返ってくる。 遠く離れた母国の政治家が、ブラジルでの日常生活に利点を与えてくれるはずがない――こんな諦めが、これまで盛り上がりを欠いた原因だ。 今年七月の参院選では、サンパウロ総領事館初となる公館投票が実施される。手続きが煩雑な郵 ...
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コラム マリリアの笹崎工業は今年、創業六十一年になる。日系の地場産業では“老舗”のひとつだ。全伯将棋王将戦(二十三日)に創業者の一人、笹崎孝作さん(八七、北海道出身)が姿を見せた。 同氏は一九三三年、十六歳の時に移住。家族六人でカフェランジャのコーヒー園にコロノとして入った。 「発明品をつくりたい」と大志を抱いて、農機 ...
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コラム さきごろ、自分史『雑草の如く生きて』の第四刷、改訂増補版を出した後藤留吉さん(九六、カンピーナス、梅園経営)が、今度はポ語版第二版『Como uma erva Silvestre』を本にした。 日本に出稼ぎに出掛け、犯罪を犯し、刑務所で服役している日系ブラジル人に読んでもらえれば、といっている。後藤さんは服役者た ...
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コラム 中国入りしたルーラ大統領は白酒や黄酒の銘酒を味わっただろうか。 米国紙の報道以降、酒は控えているかもしれないが、いつかのイスラム教圏の国ではないから今度は堂々と「乾杯」できよう。勢い、「民酒」主義のすすめでも説けば米国も見方を改める? さておき、ブラジル民がアルコール好きであるのはまぎれもない事実だ。二十三日付ジ ...
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コラム ALIGN=”MIDDLE” BORDER=”0″> ロンドリーナでさきごろ二年半の勤務を終えた青山鑛一クリチーバ総領事の送別会。別れにのぞみ持論の「日系人の勤勉実直はブラジル社会の〃公認〃である。今後は、ブラジル人のように、したたかに生きよ」という趣旨のメッ ...
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コラム 在外邦人の声を国政に届け、日本の政治を変えたい、とパラグアイ在住の高倉道男氏が、自民党の公認候補として参院選に出馬する。 記者個人として特定の候補を応援するつもりは毛頭ない。ただ、世界最大のブラジルの日系社会や世界中で活躍する在外邦人の存在感を、日本の有権者にアピールしてもらいたい。 また、未だ関心が低い在外選 ...
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