コラム 新宿日本語学校の「江副式」はもともと、「重箱式」と言った。人の名前をつけたほうが、イメージが湧きやすいということで、改称した。ちょうど、文協の日本語講座がスタートしたあたりとか。 同校の教授法はアジアをはじめ、ヨーロッパでも高い評価を受けている。江副隆秀氏は「ビジネスとは思わなかった」ので文協に無料で技術を提供した ...
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コラム 日本移民発祥の地――レジストロ文協の役員たちは、この意識を強烈に持っている。レジストロから日本移民がサンパウロ市、州奥地、パラナ州に〃移住〃したのだ、と。歴史的にみて正しい。 長い間、サンパウロ州内で開発がもっとも遅れた地域、といわれてきた。ただ、日系人については当たらないだろう。独特の産業を生んでいる。 文協は ...
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「高田馬場が懐かしい」とはペルーのトレド大統領だ。九四年三月からの半年、早大で研究生活を送っていた過去がある。先日リマを訪問した大学総長を官邸に招いた席で漏らした言葉だそうだ。 その後、総長はサンパウロで開かれたOB主催の懇談会に出席、「現実の政治に介入することはあり得ないが大学は親トレド派」と語っていた。なぜか―。大統領の ...
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さきの週末、リベルダーデ相撲大会。都会のド真ん中の広場を会場にしたのはちょっとしたアイデアだ。より多くの観客を集めることができる。風を防ぐためか、外から見えないようにするためか、会場を封じた。六回目なので通行人たちは、中で何をやっているのか知っていた。「エントラーダはいくらだ?」と非日系人に聞かれた。 非日系選手が六〇%、と ...
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すわ、内紛? 県連の監査役会が、中沢宏一会長ら執行部宛てに質問状を送付した。 正監査には、今年の定期総会で対抗シャッパを出すと明言した林アンドレー氏と、中沢会長と対立を続けた吉加江ネルソン氏ら「うるさ型」の二世が名を連ねる。 早くも役員選挙のしこりが吹き出したのかーー思わずこんな先入観を持ってしまった。 しかし実情は違 ...
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知人の事務所で先日、シリモヤ(chirimoya)という果物をいただいた。西洋なしに似た味で、コロニアピニャールの日系農家がチリから苗を持ち帰って、栽培したそう。 ブラジルでは、あまり馴染のないフルーツで、同農家の研究熱心さへと話が続いていった。 日系人が持ち込んだものの一つに運動会がある。イタペセリカ・ダ・セーラ文化体育 ...
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「ブラジルでは最富裕の五千家族(全家族の〇・〇〇一%)が、国内の全財産の四五・九%を所有している」との調査結果がある。彼らが事実上、政治・経済を牛耳る。 八〇~九〇年代の経済混乱期に、金持ちはさらに豊かに、中産階級は没落し、貧乏人はさらに貧しくという傾向が助長された。富裕者の収入源泉は勤労や生産ではなく、金融(株など)に依存 ...
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コラム ALIGN=”MIDDLE” BORDER=”0″> FAAPで開催中の「サンパウロ四百五十年」展の副題は「思い出とユートピアの間に」。各国移民が持ち込んだ生活用品に見所がある中で、ジョゴ・ド・ビショに使う機械に目を奪われた。警察博物館所蔵。押収品なのだろう。 ...
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見たことがない叔父の未亡人と従兄弟を捜し、もし消息がわかったら、ブラジルまで会いに来たい、という富山県人がいる。同県福光町に住む加藤謙蔵さん。「六十年以上も互いに消息が絶たれているが…」と在伯県人会にすがってきた。 謙蔵さんの叔父は加藤政次郎さん。親戚の家族構成で三五年ごろ移住、福島県人の牧口正子さん(生存なら現在八十七歳、 ...
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コラム ALIGN=”MIDDLE” BORDER=”0″> ポルテーニョ(ブエノスアイレスっ子)は、彼をこう評する。 「真っ白いタキシードを着ている時に、空から泥まみれのサッカーボールが落ちてくる。 常人なら、ヒラリと避ける。だが、マラドーナなら?何の躊躇も見せず、 ...
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